スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん~ #45
こちらの続きです
『死者の栄光』②解決編
イスグラモルの墓
一夜明け、イスグラモルの墓を訪れました。
ヴィルカスさん、ファルカスさん、アエラさんの三人はすでに到着して私を待っていました。
しかし、ヴィルカスさんはここで待機するようです。
「コドラクの言うとおりだった。俺の心は復讐の念に支配されていた。ドリフトシェイドでしたことについては何も後悔していない。だが心が曇ったまま、悲嘆に暮れたままでこれ以上進む事はできない」
イスグラモルの墓へ入るということをそれほどに神聖なことだと捉えているのでしょう。
「気をつけろよ。同胞団の最も優れたメンバーが、イスグラモルと共に眠っている。彼らに実力を示さねばならない。名誉ある戦いに備えるんだな」
心が曇っててもいいから、ついてきてくれたら助かるんですけど?
イスグラモルの像にウースラドを持たせると、隠されていた入り口が開きました。
アエラさんとファルカスさんと共に墓所へ入ります。
同胞団の亡霊が次々に目覚め、こちらへ攻撃をしかけてきます。さすが最初の同胞団、非常に手ごわいです。
進んでいくと、蜘蛛の巣や卵嚢が目に入りました。すると突然ファルカスさんが「俺は戻る」と言い出しました。
「ダストマンの石塚依頼、あの這いまわるデカいのは、どうもダメなんだ」
ファルカスさんは『蜘蛛が怖い』という理由で、ここで離脱して戻ってしまうらしいです。
なんであの人たちはサークルになれたのでしょう。根性ないですね…
アエラさんと協力して最奥の部屋に着くと、アンダーフォージにあるものと同じような石の盃があり、それを囲うようにして縦に置かれた棺の蓋が落ち、中から亡霊たちが現れました。
亡霊たちをすべて倒すと、中心から青い炎が上がり、コドラクさんの霊が暖をとるようにして立っていました。
「コドラクさん、ですよね?」
「もちろんそうだ。仲間の導き手達と一緒に、ここで体を温めてるんだ。ハーシーンに見つからないようね」
「仲間?」
「私には全員見える。ソブンガルデに居る者も、ハーシーンの国で私と一緒に囚われの身になっている者も。彼ら全員が君を見ている。同胞団の名誉を取り戻した事をな。忘れがたい恩義だ」
「…ヴィルカスさんが、まだ治癒の望みがあると言っていました」
「魔女たちの首はまだ持っているのか?よくやった。首をどれかひとつ火に投げ入れるんだ。それで魔法が解ける。少なくとも私は助かるよ」
「わかりました」
青い炎に魔女の首を投げ込んだ次の瞬間、コドラクさんの体から赤いオオカミが飛び出してきました。
巨大なオオカミの霊魂は素早く激しく嚙みついてきます。アエラさんと共に必死で戦いました。
とどめを刺したオオカミが消えうせました。傍観していたコドラクさんに声をかけます。
「あなたの獣の心はこれで殺すことができました」
「そして私の中にいる獣もな」
「感謝するよ。だが他の導き手の魂はハーシーンの手の中にいる。おそらくソブンガルデから古き英雄たちが助けに来てくれるだろう。ハンティング・グラウンドへな。必ず勝利して見せよう。いつか君も参戦してくれ。だが今日のところはひとまず、ジョルバスクルに戻るんだ。勝利の余韻の浸りながらな」
「はい!」
「そして同胞団をさらなる勝利へ導いてくれ」
「はい!…はい?」
去り際に何か面倒なことを託されてしまった気がするのですが…
「聞き間違いかしら?あなたが同胞団を導くって言ってた?」
コドラクさんの亡霊が消えてから、アエラさんが話しかけてきました。
「なんだかそんなことを言っていましたね…」
「あなたにはその権利がある。その強さと高潔さは誰の目にも明らかだもの」
「そ、そうですかね」
「誰よりも先にあなたを『導き手』と呼べるのは光栄よ。さぁ、皆に伝えに行きましょう」
宝箱を発見し、中からイスグラモルの盾を入手しました。見事な装飾が施されています。
一緒に難関を乗り越えたアエラさんに、改めて今後の旅の同行をお願いしてみました。
「正直なところ、こうなるとは思わなかったわ。仲間に入りたいって懇願してた、子犬みたいな姿を覚えているせいかもしれないわね」
そう穏やかに笑いながら、「光栄よ」と承諾してくれました。
ヴィルカスさんとファルカスさんは、入り口近くのイスグラモル像の傍で待っていました。ファルカスさんにコドラクさんの治療が成功したことを伝えると、思いのほかとても喜んでくれました。また、同胞団の導き手として指名されたことも伝えましたが、快く受け入れてくれたようで安心しました。
コドラクさんが使っていた部屋を与えられました。こうなった以上は、導き手としてのプライドを持たなければいけませんね。
とりあえずソリチュードの自宅へ戻り、ジョディスさんに新しい従者となったアエラさんを紹介しました。
さて、あの日軽い気持ちでジョルバスクルの門をたたいてから今日までの間に色々なことがありました。まさか同胞団に入団し、ウェアウルフとなり、はてには導き手に選ばれるだなんて思いもしませんでした。
与えられた立場とはいえ、まだ未熟であることには違いないので、導き手として恥ずかしくないよう、しばらくは同胞団をヴィルカスさんに任せ、私はホワイトランを離れて修行の旅に出ようとおもいます。消化しきれていない依頼もたくさんありますので。
きっとコドラクさんやスコールさんも温かく見守ってくれているはずです。彼らの名前に恥じないよう、これからも胸を張って狩りを続けていきます!
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