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身体と心と精神の関係、そして虫のお話

■心身精神の関係

前回の続きとなります

「身体と心と精神」は良くも悪くも影響しあい、

例えば身体
血の巡りも良く内臓も元気なら、動揺もしなくなり、そして精神を発揮できると思います それはその人なりの優しさだったりです

けれど内臓に負担がかかれば、それが心に作用し(イライラや不安に現れ)、それが邪魔して精神をないがしろにしてしまうということもあると思います

心であれば、
心が満ち、あるいは弾んでいると体の調子もよくなり、そしてやる気も出てくると思いますし、心が穏やかであればむしろ身体や精神の声に耳を傾けられるように思います

それから精神
精神の力は絶大で、情熱や信念を通して愛の側面を成就させようとする時、精神は他(心と身体)を引っ張っていく力を宿していると思います

それこそカップラーメンのみで激務の日々をこなしていたにも関わらず、風邪もひかないある外科医のように。

病弱であっても希望や誰かを愛する気持ちなどが相まって驚異的な何かを見せてくれることもあるように。

その時、愛のエネルギーが細胞を震わせて

なので精神が抑えつけられると私たちは鬱になりますし、体調も崩します(ただこれをよくないことと捉えるのではなく、サインと見ることもできると思います) 

因みに執念のようなものであっても思いが強いほど他を引っ張って行く力も強くはなりますが、それがエゴも踏まえ恐れ属性ならばやはり分離へと向かうようです

いずれにしても何をするにも七代先のことを考えて行うイロコイ族のように、
望みと毎瞬の選択(今)を生きる私たちにとって、
イライラや不安(やエゴ)に精神を邪魔させないことが重要になってくると思います

また、毒抜きや運動・温泉など、そうした心身のアプローチによって受信機の通りが良くなれば、インスピレーションを受け取りやすくもなります

現時点に於いて自覚していようがいまいが私たちはだれしも自身の興味と理解に応じた必要な情報を受け取っていて、

それはこの世にないものもありますし、中には他の生命のものもあります

植物は人類にとって有益な情報を有していますし、虫は媒体となってその情報を保持伝達したりもするようです(この話はまた今度)

いずれにしても模した物は本来人に備わっている機能にはとうてい及ばず、
私たちの意識は未来を描く力も含め、とてつもない力と可能性を秘めています
わくわくしますね

今回は心身精神の関係についてのお話なので、この話もまた今度したいと思っていますが、ひとつだけ

インスピレーションにも関係するので、虫の音(ね)についてお話してみたいと思います

■虫の鳴き声

松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」を私はずっと無に入ったのかなと勝手に解釈していました

鈴虫、コオロギ、ひぐらし・・私たちは一年を通して虫の音(ね)に触れる機会があり、そしてどの虫の音もトランス状態に誘ってくれます(虫だけでなくカエルなども)

そのように誘ってくれる人工物の音もなくはないのですが、今のところ虫に敵うものはないのではないかと観察を続けています


ところで以前、散歩の途中、町のはずれにある神社の傍の公園で一休みすることにしました

平日と言うこともあって人影もなくとても静かでした

曇の広がる夏の日で、一匹の蝉が鳴き始めると、それに呼応するかのように一斉に他の蝉も鳴き始めます

面白いなと思って、ベンチに腰掛けて、耳を傾けました

彼らのコールアンドレスポンスにはどんな意味があるのだろうと思いを巡らせながら

一匹が鳴き始めると他もシャーシャーシャーと鳴きだし、それが結構な数なのでパノラマとなって辺りを包みます

ソロにはソロのよさがありますが、合唱は壮大でホールにいるような感じで、
声も反響して、その音に包まれる感覚も面白いなぁと思っていると、急に一切の音がシューとフェードアウトして行き、全体がぴたりと止まって(時間が止まって)、宙に浮かんでいる感覚に陥りました
そして私以外ないもない無を認識していました

どのくらいそこにいたのでしょう
おそらくそれは一瞬のことなのだと思いますが、
そしてふと、現実を思い出した時(そこに意識を向けた時)、遠くから蝉の鳴き声が聞こえて来て、景色が戻ってきました

ただ、その景色はそれまでと違いとても鮮やかだったことを思い出します

そのように虫の音は情緒的な側面ばかりではなく、トランス状態のスイッチを入れてくれたり、また人によっては大事なことを思い出す(我に返る、子供の時に感じていた感覚を思い出すなど)、はたまた集中(没頭)のスイッチが入る、五感や知覚が冴えるなどもあるように思います


■お知らせ
※物語「裸足の娘」に加筆しました
『それに矛盾はないのよ』→
『(思考による愛は矛盾が生じることもあるけれど)「それ(純粋な愛)」に矛盾はないのよ』

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