66.視える人とのお家探し

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66.視える人とのお家探し

ある一時期に部屋探しを師匠とした事があります
なかなか希望の物件が見つからない中で
印象深いお家もあったのでそのお話

師匠は幽霊がしっかり視えちゃいます
時には生きている人と遜色無いそうです

霊との日々が日常の家系に生まれだからですかね
ちなみにリアルな視え方
私みたいにアニメーションでは無いので
怖いもんは怖いねん!
が、口癖です
私にキレられてもね

そんなこんなで2人で巡る物件では
出逢い多めのドキドキ系♪

最初の一件目 「俺の家は俺の物」
もう家の外に居てもわかるレベルの圧圧圧!
家に着く前から圧を感じちゃいました
家に着くと外から見てる2階窓から見下ろし
睨むだけじゃなくて歯軋りまでしてました

この家は俺の家だ
お前らなんかに渡さない
でていけ!

と、しきりに仰られていました
とてもじゃないけど住めないと感じたので

私達はこの家に住む事はありません
ですが内見はもう断れないので
お家の中に上がらせて貰えませんか?
なるべく早く帰ります
お願いします

と、幽霊さんにご挨拶して了承を得て内見すると
家の中では帰れオーラはあるものの
何もしてくる事はありませんでした

どうやら内見案内して下さった不動産営業の
お姉さんの事がとにかく氣に入らないらしく
目で殺すとはこういう視線の事なんだなと
思える程に鋭い視線と腕組み

この2人には何かあったのか?
お姉さん全く見えて無さそう
自分のテリトリーに挨拶も無く入ってくるから
氣に入らなかったのかもしれない(予想)

帰り際はご挨拶をしたら不機嫌ながらも
おう。と、お返事を下さいました
ボソッと呟いた独り言が聞こえてしまった。

あの女、次来たら呪ってやる

勿論ですが視えていないお姉さんに言えるわけもなく
その後は他の不動産屋さんに頼る事に

次の家 「俺が認めたのは前の住人」

このお宅は綺麗に住われてた事が一目でわかる
「実家」のイメージによくあるような
古い物も大切に置いてある家でした
家具はまだ持ち出しておらず
必要ならばあるものは使っていいとの事

ちょっとびっくりはしたけれど
処分にはお金がかかるのでという説明もあり
そんな事もあるんだなぁと思って
ふと台所の上をみたら神棚がそのまま

えっ!と驚いたと同時にその神棚の視線の先
窓の向こうに垂直に伸びる水路の突き当たりに
でっかい人が宙に浮いて座って睨んでる!!!
その瞬間に声が聞こえてきた

その家に住む事は許さない

なるほど、どうやらこの土地の土地神様のよう
このお宅にお住まいだった方が
随分と丁寧にお祀りされていたようで
ご不在になってからも家を護られていた

きっと事情があるのだろうと思い
何も聞かずにその家は諦めました
諦めたのを感じ取られたようで

ありがとう

と、伝わってきました
きっととても大切にされたい方との
思い出の家だったのではないかと思います
神様も待たれた方も心穏やかに
豊かなその後を祈るばかりです

他にも数件周り
床下収納庫に小さく丸まっていたり
天窓からこんにちはって挨拶されたり
巡ったお宅10数件のうち約半数が
ちょっと多めの出逢いがありました

霊感がある人には寄ってくるからなのか?
結構な頻度ですよね
幽霊や視えない存在に共通していたのは
奪われる事を恐れていたって事でした

改めて成仏してもらう大切さに氣づいた
そんなお家探しでした

66.視える人とのお家探し