10.状況変化を見越した基準

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こんにちは
上記の「1.初めまして」の記事を
必ず読んで同意の上で次にお進み下さい
↑の「1.初めまして」に記事一覧あります

10.状況変化を見越した基準

※神様は話に出てきません

師匠と住んでみて
彼女の身内が酔っ払ったり外に遊びに出掛けて
頻繁に送り迎えを師匠に車でお願いした事に
「えっ!?お嬢様!?」と本当にびっくりした

住んでいたのはかなり不便とはいえ
最寄駅からバスもあったし徒歩でも20分程度
酔っ払う予定があるのなら
自分の帰りのタクシー代を確保して帰るのが
私の中の常識だった

それというのも我が家には車が無い
なので勿論だが迎えに来てくれるという概念も無い
自転車かバスか電車かタクシー
それらで自分がちゃんと家に辿り着けるだけの
お金か方法が無いなら出掛けないという考えだった
なので師匠と住むまではある程度の移動方法がある
都会でしか住んだ事が無かった

実家は何度か引っ越しをしたけれど
引っ越しで家を探す時に重視したのは移動のしやすさ
私の基準でその中でも上位に食い込んでいたのが
駅から徒歩何分以内かという事だった

10分から15分以内が理想で20分までは妥協出来るけど
それ以上となると候補から外していた

だがそれも就職(バイトを含む)を4連続で市内に決め
どれもが自転車通勤になってみて
電車での移動が必要無くなった時に
「当時は電車通勤だったからあんなに拘って
今の家に決めたけれど今となっては無意味だな」
と、感じた

そんな頃に職場の先輩との会話で田舎に帰る話題がでた

先輩は飛行場の近くに住んでいた
其処は騒音被害が近隣から集まり
取り壊すかどうかの案が出ていたそうだ

先輩としても田舎に帰るのに便利が良いからと
其処に住む事に決めたので
当然として取り壊しには反対しており
多くの反対意見から存続が決まり
騒音地域は防音の強化と窓が開けれなくなるので
クーラーの設置がされる事となった

そんなに頻繁に田舎に帰るのかと思い
先輩にどれくらいの頻度で帰省するのかと聞いたら
もう何十年と帰っていないという
田舎は鹿児島だから遠いし
自分1人で帰るのではなく同居の親や兄妹も一緒
そうなると費用が嵩むので帰れないんだと言っていた

田舎に帰るのに便利だからと今の家に住んで
窓が開けれない生活を強いられているのに
数十年帰って居ないと聞いて正直呆れてしまった

だがふと思い返してみれば
自分も全く同じ選択をしている
当初こそ電車通勤だったが蓋を開けてみれば
電車に乗らない日々の方がずっと長いのに
沿線の騒音に眉を顰める日々を送っているのだ

便利という思いから選んだ重要視した基準は
「便利」という思い込みからきていて
「自分にの生活にとっての便利かどうか」には
思い至れていなかった

こういった基準を状況変化するかもしれないという予測
も含めて立てるのは難しいものですね

10.状況変化を見越した基準