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葉多音🌱໒꒱˚.*【4:Re】
2021年11月25日 00:57
「君はとても、綺麗な顔をしているね」そう言って彼は私の冷たく硬くなった頬を撫でた。土のような色をして、放っておけば腐敗して行くであろう私の何処が綺麗なのだろうと、見開いてもう閉じない眼でジッと彼を見つめた。彼は、優しく笑っていた。『貴方は死体と話せるの?』ジッと見つめたまま、彼に向かって話し掛ける。カサカサとした音のなりそこないが届く筈がないのは、充分分かっていた。だって死ぬ