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障がい者雇用で大事なこと⑥

障がいのある子を育てながら、企業で障がい者雇用の担当をしています櫻澤です。

最近やっと晴れの日が続くようになって、洗濯が絶えない家庭にはありがたいですね。

我が家の息子は、まだまだ汗をかいて着替えを何枚も持って帰ってきますので、晴れてくれると助かります。

前回は、息子が通っている施設や福祉就労についてお話ししました。

今回は、ビジネスマナーに戻って、「あいさつ」についてです。

私の職場は、障がいのある人が働いているセンターですが、そのセンターがある事業所は、一般部署の中なんです。

事業所には、宅配業者さんも来れば、お取引先の方もいらっしゃいます。

他の事業所に勤務している、同じ会社の従業員の出入りもあります。

そのため、誰が誰だがわかりませんので、フロアー内で会った全ての方に、挨拶するようにメンバーには、話しています。

ただ、挨拶が苦手なんです。ほとんどの人は。

挨拶をしないといけないと思ってもとっさに声が出ないということも。

その場合は、とにかく会釈だけで良いから挨拶をするようにアドバイス。

また、目的のところへ行くことに意識が行き過ぎて、周りが見えずに挨拶ができないということもあるようです。

見かけた時には挨拶ができていなかったことを伝えます。

中には、意識的に挨拶する人としない人を区別している人も。

理由としては、「挨拶しても返してもらえないから」。

挨拶は、返してもらうためにするのではないということ!
誰にでも、先にすることが大事!

だと私は、思っています。

もちろんメンバーにも伝えています。

先日、こんなことがありました。

メンバーが休憩時間にコンビニへ行くためにエレベーターを利用したのですが、扉が開くと外出から戻った社員が降りてきました。

みなさんならどうしますか?

降りてきた社員に挨拶をするのがマナーですよね。

でも、メンバーは、しれーっとエレベーターに乗ってしまったんです。

それは、乗ることに意識が行きすぎて、挨拶は、スルーしてしまったようなんです。

「エレベーターに乗る」と言うひとつの動作に思えますが、そこには色々することがあるんだということが分かります。

マルチタスクが苦手な人には、誰かが声をかけないとなかなか気づけない。

挨拶ができない人

マナーを知らない人

などと、思われないように、回りがサポートして自分からできるようになることが大事だなーっと思います。

「何回言ってもできるようにならない」とあきらめずに、何度でも言います。

ただ、大事なのは、本人のできるようになりたいという気持ち。

その気持ちがないと何度指摘しても改善はされないですね。残念ながら。

私も経験から学びました。

「本人のできるようになりたい!」と言う気持ちをどうしたら引き出せるんだろう。と言うのは、私の課題です!!

もちろん、繰り返し指摘をしたことで、挨拶が自分から無意識にできるようになっている人もいます。

まずは、メンバーを信じて何度も繰り返し指摘することが大事ですね。

今回も最後まで、読んでくださってありがとうございます。

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