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障がい者雇用で大事なこと⑦

障がいのある子を育てながら企業で障がい者雇用担当をしています櫻澤です。

なんだか冬が近づいてきたと思ったら、また、暑くなったりしていますね。

地球温暖化の影響なのでしょうか?

でも、日が沈む時間は日に日に早くなっています。

私は、いつも夕方5時前くらいにスカイツリーの前を通るのですが、写真を撮る時間はだんだん暗くなってきて、イルミネーションが点灯し始めるようになりました。

今までは、ビジネスマナーについてお話ししましたが、今回は、私が障がい者雇用担当になって、一番感じていることをお話ししますね。

何かと言いますと、

就職は、「ゴールではなくスタート」だと言うことです。

私の職場では、採用前に体験実習を行って、アンマッチにならないようにしています。
おそらく、多くの企業は行っていることです。

支援学校では、高等部になると体験実習が始まります。

実習を行う際には、事前に職場の見学や簡単な面接を行ったり、最終日に振り返りや評価を行うのですが、その際に親御さんが同席することがあります。

親御さんもどんな職場なのか見たいですよね。
私たちも親御さんからご家庭の様子などを伺ったり出きるので、お会いできることはとても良い機会だと思っています。

ここまでは、良いのですが、就職が決まると安心してしまうのか動きが止まってしまう感じがします。

就職がゴールになってしまっている?

そんな感じ。

ホッとしてしまうんでしょうね。それまでにはいろいろなことがあったと思いますので、その気持ちはわかります。

一般的には、就職をすることによって「自立」したことになるかと考えられますが、障がいを持っている人たちは、就職をもって「自立」する人は少ないと思います。

そう、次のステップは、「自立」。就職の先があるんです。

何時までも親と一緒に生活できないですよね。

順番から言うと親が先にいなくなる。

それは、何十年か後かもしれないし、数日後かもしれない。

いつ何が起こるかわからないわけです。

そのことに向けて

眼をそらさずに

先延ばしにせずに

取り組んでほしいんです。

なぜかというと、状況の変化に対応するために時間がかかる人が多いから。

彼らが一人で生きていくために、少しずつ時間をかけて取り組み、力をつけてほしい。

いつ、一人になっても困らないように。

引きこもらずに、今までの生活がそのまま続けられるように。

そんなことを考えて、私の職場では、支援学校の新卒で採用した人や就労経験のない人、20代の若い人たちには、自立に向けた取り組みを行っています。

それは、社会に目を向けること。

週に1回程度、1週間の振り返りのための面談をしています。

その時に「気になるニュース」を取り上げてもらいます。

テーマは、生活の中で必要なニュース。

自分の好きなことに偏ったものではなく、社会で必要なことに目を向けるように促しています。

最近は、やはりコロナウィルス関連やアメリカの大統領選のニュースが多いですね。

他には、選挙には、必ず行くように勧めます。

もちろん投票者は、薦めません。

自分でよく調べて、投票する人を決めて、投票に行く。

とても大事ですよね。

最近、年齢が18歳になりましたので、学校で教えていることもあると思いますが、私たちは、社会人として、義務であり、権利でもあることを話しています。

ただ、職場でできることは、限られています。

なので是非ご家庭で取り組んでほしい!!

そんな思いがあります。

この続きは、また次回!!

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

それでは、また✋


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