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脳を活用して技術を定着させる


はじめに

クライミングのトレーニング方法は様々です。筋トレが重要と考える人もいますし、登れればそれで良いと考える人もいます。どの方法も正解であり、相対的に間違いでもあります。大切なことは自分に合ったトレーニング方法を選ぶことですが、今回はそんな自分の体の発するメッセージにいち早く気づき対応するための1つのヒントを紹介します。

特に、おすすめしたい人は練習を頑張っているのに、いまいち思い通りの成果が出ないと思い悩む人です。そんな人はもしかしたら長い休みが必要なのかもしれません。

それでは次の章から見ていきましょう。

トレーニングに飽きたら休む

クライミングに限らずトレーニングに飽きることは誰でも一度は経験すると思います。そんな時、自分に厳しく休まずに練習を継続するか休むのか、人によって意見の分かれるところです。

さまざまな現象が化学的に証明されている昨今ですが、何年かするとその定説も覆ることがよくあります。

味の素などが良い例だと思います。しっかり摂りなさいという時代もあったし、化学調味料は体に悪いので止めなさいと言う時代もあった。最近はまた、そんなに悪いものじゃないという時代が来ています。人間の作ったものですら、多様な観点と時代背景によってこのようにコロコロ変化します。大切なことは「それが全て正解とは言えない」と言うことです。

これは他の記事でも書いていることですが正解ばかりを追い求めると答えに依存します。その答えに依存した状態は、人間が進歩する上でブレーキになります。人間は自分自身に起きた経験からその過程によって学びを得ます。そのことをまずはしっかりとおさえておきましょう。

ですからここで得た情報だけが答えではありません。合わない人もいるはず、というか合わない人がいなければおかしいのです。人間は機械ではないので、もし全員に合う方法があるとすればそれは結構アヤシイ情報だと私は思います。

それでは本題に進んでいきましょう。

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