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1級を登るために必要なこと3つ

はじめに


1級というグレードはボルダリングを主としてクライミングをする多くの方の目標の一つです。ボルダリングを初めて最初に3級の壁に苦労する方は多いということは「3級を登るために必要なこと3つ」の記事で書いた通りです。気になる方は是非チェックしてみてください。

かなりざっくりとしたイメージでグレードは3つの大きな段階に分かれると考えます。

1つ目は、登り方もよく分からないまま、とりあえずボルダリングを続けて行って、どう体を動かして良いのか?どこに力を入れれば良いのか?そういったことの解決が難しくなる段階。この時点では技術よりも力で解決することが可能です。3級あたりのグレードです。

2つ目は、筋トレなどのフィジカル強化や、細かなムーブの調整をしなければ登れない、技術的な要素の強い段階に入ります。これが1級の壁です。力で登っていても成果があまり出なくなったり、完登まで数日或いは数週間など時間がかかることが多くなります。また課題によっては登れないというパターンも増え始めます。

3つ目は、週に2日以上の頻度でクライミングや、それに特化したトレーニングを継続していなければ完登できない段階です。グレードとしては2段以上が挙げられます。3級や1級、初段あたりまでは嗜む程度の取り組みで登れていたものが、生活のリズムにまで影響を与える段階です。週に2日のトレーニングとなると「今の生活環境では調整が難しい」という方も出てきます。これが多くの方が初段あたりで自己最高グレードが止まってしまう理由です。

人間の運動神経には個人差がありますが、クライミングは他のスポーツに比べて運動神経をそれほど必要としません。理由は対象となる壁は動かないので動体視力に依存しないからです。課題は大地震でも起きて消滅しない限り、半永久的に不変です。つまりボルダリングに費やした時間が多く、トレーニングの質がそれなりの水準に達していれば誰でも3つ目の段階である有段クライマーになれるのです。

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今回はそのうちの2つ目の段階である1級をテーマにトレーニング方法も含めて紹介していきます。

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