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「スローパー苦手!」と思ったら今すぐ試したいトレーニング方法


スローパーとは?

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大きくても持ちにくいのがスローパー

そもそもスローパーというのはどういった形状を指すのでしょうか?丸みがあり突起状の引っかかりが無い形状、平たくしっかりと持てる部分が無い形状、というのは総じてスローパー、スローピーホールドと呼ぶことが多いです。

ただし、基本的には登る本人がどう感じるかによって呼び名は変わります。例えばスローパーだと思っていたホールドもよく見れば粒子のような突起があり、それをカチ持ちのように持って保持できればそれはカチホールドとなります。逆にガバのような形状でも手のサイズによってはうまく持てない場合はスローパーと感じることもあります。

滑りそうで怖い。苦手意識のあるクライマーも多い。

クライミングジムでよくある「あのガバホールドを持って、、、」という上級者のアドバイスを聞いた初心者が同じホールドを持って「いやいやスローパーだよ!」という相違があるのは当然なんですね。

自分自身がスローパーと思えばそれは立派なスローパーホールドです。上級者がそれをガバだと言ったからといって、落ち込むことはありません。自分の定義に合わせた、身の丈にあった練習と目標設定が上達の鍵です。他者と比べてしまい、自分に合っていないトレー二ング方法を選択してしまっては上達のスピードが遅くなってしまうばかりか、怪我や、長期のプラトーの原因にもつながってしまいます。

よくある勘違い

結論から言うと、スローパーが苦手な方は多くの場合、スローパーを持とうとしています。持とうとしているときは概ねワキが大きく開いているので、見ているとよく分かります。他の特徴としては重心が高いことが挙げられます。

これはスローパーに限ったことではありませんが、どのホールドでも基本的に重心は低い方がバランスも安定します。結果としてホールドの保持にも安定性が出るのです。

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