マガジンのカバー画像

クライミング上達マガジン

48
クライミングの上達方法や練習方法について発信していきます。
運営しているクリエイター

#ボルダリング初心者

力みが気になる全ての人に送る、脱力系クライマーになるための練習方法

はじめに クライミングの時に力が入りすぎてしまう。軽やかに登りたいのに理想的な動きとは違ってぎこちない動きをしてしまう。こういった悩みを抱えているクライマーは意外と多いと聞きます。今回は、力が入ってしまう理由の分析と脱力から得られる効果、脱力の練習方法までを紹介していきます。 私が最初にクライミングを始めた時、周りのクライマーと同じようなムーブができないことがよくありました。特に懸垂のようなパワームーブが出てくると途端に登れなくなります。練習を重ね、自分自身でも色々調べつつ

¥300

今更聞けないスポッターあれこれ

はじめに ボルダリングは1人でも手軽に始められる反面、クライマー自身が課題に対してどの程度のリスクマネジメントをしたら良いのか、特に最初の頃はよく分からないというか、気付けないというウィークポイントがあります。 例えば、ロープを使ったクライミングの際には、パートナー同士で安全をチェックし合います。その際に、お互いの気が付いていない部分や、ルートを登る際の準備などを指摘しあえます。しかしボルダリングだとそうは行きません。 人気のエリアなどでは他のクライマーと交流しながら課

初心者必見!上達するために知っておきたい1つの意識

はじめに 「上手くなるにはどうすれば?」よく頂く質問の1つです。 私もクライミングを始めてすぐの頃は同じように思っていました。しかし「上手くなろう」と思いながら何年もクライミングをしていると「上手くなるためにはどうすれば?」という思考は、精神的な負担が大きいことが分かってきました。 どういうことかと言うと「上手くなる」という目標にはゴールが無いのです。上手くなるとは具体的にどのような状態を指すのか?具体性はありません。漠然と「上手い人」「上手い人の動き」などのイメージを

3級を登るために必要なこと3つ

はじめに10級から7級、力のある方だと5級あたりのグレードが初心者のスタートラインになると思います。 4級あたりから徐々に明確な難易度を感じるようになり、3級で大きな壁に当たるという感じではないでしょうか?5級あたりからスタートした人でも3級に特別な難しさを感じると思います。 グレードは人の体感ですからズレが生じることはよくあります。登りやすい3級や、そうでない3級があるのはこういったズレによるものです。しかし、やはり3級というグレードはそれ以下のグレードとは、やや世界が

¥300

コーディネーションムーブの超基本!軸の動きを意識しよう

はじめに クライミングの動作には様々なテクニックがありますが、そのテクニックを支える基礎となるものが、体軸の使い方です。 体の中心を捻ることによって登っていく1軸の動き。そして、体の捻りを極力使わないようにして登る2軸の動きです。 どちらの動きもクライミングに必要なものですが、使い分けが大切です。 今回は体軸の使い分けと、それに伴うテクニックを紹介していきます。 1軸の登り方 1軸の登り方は、クライミングの特徴的な動作として、特に初心者の方々はクライミングジムなどで教え

¥300

「足が滑ってしまう」理由はこれ!

はじめに自然の岩場で「足が滑ってしまう」という悩みを抱えている人も多いと思います。人工壁で足を使って登っていたつもりだったのに、自然の岩を登ったらサッパリだった。という経験者の方も居ると思います。 今回はそういった方々に向けた処方箋的な記事を書いてみました。 テーマを、1クライミングシューズ、2足の使い方、3手の使い方、4体勢、の4つのフェーズから滑ってしまう原因を考えてみました。足が滑ってしまう理由は一つではありません。様々な要因が重なって「足が滑る」という一つの現象と

¥300

もっと足に乗って!と言われるし足が大切なのも分かる、でも、、、

足に乗るというのは足を使って体の安定を保つ状態を指します。 私自身もまだクライミングを始めたばかりの頃にはよく「ぜんぜん足に乗ってないぞ!」などと言われました。そのたびに「こんなツルツルのスタンスに乗れるわけないだろう」という思いがあって、初心者ながらそれはほとんど確信に近い反論でした。 それは10年を超えた今になっても変わりません。やはり初心者~中級者に対し、足に乗るというアドバイスはロジックとして不正確だったのだと今は思っています。 そもそも、クライマー的ではなく一

¥300

クライミング動作で大切なことはたった1つ!!

はじめに「保持力」「体幹」「足が大切」これらは数十年間言われ続けてきたクライミングの大切な要素ですが、それらが何故重要なのか環境に対して相対的な視点で議論される事はあまりありませんでした。 何故なら人工壁(クライミングジム)はあくまで本番のトレーニングであって、自然のフリークライミングエリアは当初、本チャン(アルパインクライミングルート)の練習場としてゲレンデと呼称されていたからです。当時クライミングジムだけで登るクライマーをプラスチッククライマーと揶揄していた先輩もいた

¥300