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幻の夜

こんばんは。今日もお疲れさまでした。

今、風邪を引いています。朦朧とした頭で、悪い視界、聞こえの悪い耳、終わらない仕事、薬を飲んで少し寝ては仕事と家事、震えながら布団を巻きつけて出るオンライン会議。

小学生の子どもは、私の頭やお腹を撫でてくれながら、「大丈夫だよ」と言いながら、横でぴったり寝ています。

こんな時、誰かがいてくれるのはとても心強い。この子のご飯やお風呂の手伝いはあるものの、嬉しいものです。

私は自分が弱った時、自分のボーイフレンドには、その事を伝えません。なんとなくバレているような気もするけれど、口にしないし、連絡もしないのです。

大袈裟だけど、このまま私が死んでしまったら、彼は急に連絡がなくなったなと感じるだけなんだろうと思うと、少しだけ申し訳ない気持ちにもなります。きっと、ちょっとだけ彼も傷ついてしまうのだろうけど、私たちはこういう関係なのだと改めて思うのです。

私たちはこういう関係。明日私が死んでも、彼が死んでも連絡が行き合う事はない、脆弱で、朧な雲のようなふわりとした二人。

それを布団の中で考えると少しだけ泣けてくる気がするのだけど、きっとこれは体がキツイから見せる幻なのでしょう。今日は早く寝ます。おやすみなさい。

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