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満月の感謝、恋愛小説

欲とされる執着も時には生きる原動力に変わる。自分を大切に思ってくれる人のことを簡単に諦めず、くそ永い言い訳を仕込んでも心を離さないで生きる姿はダサく美しく見えた。

人生の全ては、結果「他者」で間違いないだろう。起床して半日も経てば、自分自身だって、すっかり他者だ。この心の内の知られざる他者共は、何故か雑に扱われ勝ちに陥る。試しに私は私に端的な言い訳をしてみた。それは思いの外、悪くなかった。


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