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飲食店未来学26:自分の店でも好き勝手にやって本当に儲かるようになるの

大手の全国チェーンの飲食企業でも、どう解決して良いか迷う、選択肢を誤るくらいに、難しい局面のある今の飲食業界です。

こういう方が目につきます。

🌰自分でお店を持つと自我が出る

●雇用される側から雇用する側に変わる優越感

 経営者や上司に気を使う環境から、誰にも指図されない立場の
解放感に浸りやすい。
 しかし現実には、開業時の手持ち資金が残っている間だけの話です。

●稼いだ売上は全部自分のもの

 私も居酒屋経営時には、売上金は「全部自分のもの」と思う経営をして
いました。
気軽にお金を使うと、たちまち支払日に資金不足になります。
計算してみると、
経営者が使えるお金(生活費に相当)は、わずか売上高の10%です。

●お客さまより自分の意思を最優先する

 これは顕著に売上高に影響します。
「お客さまが好む料理、内装や雰囲気、価格帯」でない場合は、
繁盛に向かう流れが生まれません。

 飲食店は、日々食事をするために来店するお客様あっての売上です。

●「うまくゆくために学ぶ」ことは最初から考えていない

 料理のノウハウを学べばそれで十分と考えている。
これは本当に間違いです。
片手落ちの判断と思います。

料理人さんや料理しか目に入らない人が、飲食店経営で潰れやすい
苦手な点は、
経営の仕組みを知らない➡ 損益計算書もわからない。

金融機関の折衝ができない、苦手
   ➡勉強して、仲良くなってコツを一杯教えてもらおう。

効果的なメニューの作り方を知らない
   ➡繁盛店のメニューをパクる、WEB情報や本で学ぶ

★SNSも含めた販促が苦手
   ➡40歳超えたらテラノサウルスかシーラカンスか?
    外注せずに自分で学ぶしかありません。

人の使い方、もってゆき方が下手
   ➡指示命令で済むと思ったら大間違い。
    あなたの修業時代とは大きく違います。
    人材は、人財の時代。
        

🌰儲かる人と儲からない人の差


繁盛店を望みながらも、自分のやりたいことばかりやって
資金を浪費している経営者が多い

 図をご覧ください。
勉強もせずに開業した飲食店経営者の方は、
何年経っても赤字経営と友達です。

なぜか?
それは儲かるための勉強をスルーしており、開業後も同じく
スルーしているからです。
飲食店の経営は、繁盛するも、繁盛しないのも、すべて自己責任

中央の道をバランスよく歩める人はゼロです。人間ですから。

多くの人は、
採算が取れて黒字領域までお店が育つまでは、自己犠牲も
やむなしと思ってがんばります。
なぜなら、運転資金に限りがあるからです。

そして軌道に乗り、資金に余裕ができるごとに、少しづつ
自己実現を図ります。

学ばない素人経営者の方は、
開業当初から自己実現ばかり追いかけるので、すぐ潰れてしまいます


新規開業者の方の大半が、このような現状と思いますので、
是非ご注意ください。

(了)


                 


飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします