見出し画像

専門家はお互いに学び合おう!💛日本の復活の為に!=飲食店の困った!を解決相談所大分

 noteを通じて近頃思ったことは、
専門家同士が「競い合う」のではなく、コロナ後の日本を良くするために、今こそ「最新の情報の共有と支援レベルの一致」をさせて、切磋琢磨、
磨き合うべきと思うのです。

飲食店のコンサルを例に説明します。

💎1:専門家により「時代の変化」の捉え方が
   違う

 なぜ違うかを考えてみると、
●住んでいる街の場所(住所地)で違う
●住んでいる街の大きさ(商圏規模)で違う
●専門家の年齢が違い、気になる要素が違う
●重要視する「要素」が人により違う

こういうことで、同じ業種の専門家であっても、細かい見解の差が
生まれると思います。

💎2:飲食店の新陳代謝が大きく行われる時代


コロナ禍回復が定着しないままに、7波、8波で追い込まれて潰れる店が
急増している そして、新たな動きが始まっている

 
今現在で営業しているお店も明日は閉店してしまうかもしれません。

 大方の行政の意思のニュアンスとしては、飲食店に融資している金融機関の焦げ付き引当金の準備もほぼできている現在、
「湯水のように支援に要するお金を使っても活きない赤字店には、
ハッキリ言って潰れてほしいのです。

行政の意思としては、
お金を喰うだけで好転しない赤字店支援の方向から、意欲も資金もある
「新規開業店」支援に、シフトチェンジしています。
あなたが、行政の長でも、生きたお金を使いますね。

これは、限られた資金を、中途半端にしかやる気のない事業者に振りまいて、その効果のなさに反省した結果の表れと思います。

コロナ過の3年間である程度の飲食店は消滅しました。
恐らく今年いっぱいは倒産が続きます。

その中で、懸命にもがき、再生を図るお店(既存店)を、私たちは
応援すべきと思います。

この差は、
「生き残りたい」と強い意志を持っていて、
目的のためには、自ら変身覚悟の意思を持つお店かどうか
だけです。

既存店の支援は「やる気のあるお店」に限ります。
飲食店の大きな新陳代謝の波が押し寄せているとお考え下さい。
何なら総入れ替えでもいいですよ。。。という具合に。


💎3:70%のお店が値上げできていない現実

 恐らく、理由はこの2つです。

「値上げができない」からしない
 成功する値上げ活動は、着手から完了まで大変な労力と配慮を要します。
「できない」ではなく、「したくない」「大変だ」「方法がわからない」が本音ではないかと思います。

「値上げで売上を減らしたくない」からできない
 
海外のお店に比べて、日本の飲食店の価格は60%~70%程度の価格設定です。その根幹は、欧米に比べて「賃金が安い分だけ売価が安い」という現実があります。

しかし、食材高騰はまだまだ続きます。
そして、今度は、供給量不足による食材値上げも起こると懸念されます。

 お店の経営者自体が、過去に10%以上の値上げ経験がないから、
自信をもてない経営をしています。(30年~40年前は値上げができていた)

 メニュー価格の値上げを成功させるには、達成テーマを最初につくり、
順番に解決してゆくようにします。

テーマ「成功する値上げをする」➡成功するための条件を全部書き出す

➡条件を全部満たす次期メニューをつくる(ここが一番時間がかかる)

➡ベストな時期に切り替える➡同時に、値上げ緩和対策をとる

➡値上げメニューを顧客層に馴染ませる

➡細かい微調整をする➡完了


💎4:20年以上に渡るデフレスパイラル期の
 「がまん経営」をした実体験は持っていること
  が返って仇になっている

 かってのデフレ期は、食材価格も、人件費も、光熱費も高騰しませんでした。
 今回のここ2年間の高騰は異常ですが、
「値下がり理由は何一つない状況」では、食材価格は下がらないとみる方が
健全な考え方と思います。

我慢をしても、解決はしません。
持久戦の中で、経営体力を消耗して疲弊し、朽ちてゆくだけです。

滅びる道をとるか、生き残りたいという道をとるかです。


💎5:1歩前に進もう!

 先進的な経営者の方は、勇気を出して1歩前に踏み出さないと助からないことを知っている。
そして、多くの経営者が、1歩前に、2歩前に進み始めている。

コツは、
古き良きやり方は温存し、先進的でこれから役立つものは積極的に
取り込む「先進性」を持つことです。

人間は、年齢が増すごとに、出来上がったものを変える、捨てるは
できなくなります。でもそれは、経営の老化の始まりです。

日本のすべての専門家が束になって挑戦しても、日本の回復は本当に大変。

政治と経済と国民が協力し合わないといけません。
そこで、弊害となるのは、
昭和病に取りつかれた老害権力者たち」です。

 今から良き日本をつくるためには、
既存の日本の仕組みの悪い部品を良い部品に置換える」ことを
みんなでするべきですね。
そういう意味では、私も「Z世代」に期待しています。

(了)


飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします