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食べ塾8:飲食店活性化術!自店でできる「食品加工」製造直売商品とは!

  今回の写真はモランボンさんの餃子の写真を借用しました。

■自店加工食品のメリット
1,メイン食材なら食材原価率をドンと下げられます

   麺類店の場合は、自家製のうどん・そば・ラーメンを打つことで、
市販の麺の価格の25%前後でより美味しい麺が製造できます。

2,店内、テイクアウト、デリバリーに活用できます

   従来でしたら限られた店内メニューのためだけの商品ですが、
完成品を「冷蔵」で、「冷凍」で<*遠距離のテイクアウトは冷凍を好む>
<ネット通販も冷凍を好む>販売。
火入れしてテイクアウト、デリバリー販売に生かすことができます。

3,加工食品なしのお店より「売上アップ」と同時に
  「利益アップ」「知名度アップ」が実現できます

   店内売りに限らず、ネット販売やデリバリー、テイクアウト販売で
売上の多角化を行えるため、売上のアップが行えます。
また、自店製造ですので、仕入れコストの半分以下で食材を獲得できます。

4,他店との差別化・イメージアップ・集客効果が
  ずば抜けてよくなります

  店内メニューに、
人気のある手づくり感満載の料理食材を持つことは、
大きな武器を持つことです。

ひとつの食材を、煮る・揚げる・焼く・蒸す・炒める・ゆでることで
多くの料理を生み出してくれます。


■店内加工食品例を列挙
①ラーメン麺・うどん麺・そば麺・中華麺
 焼きそば麵・チャンポン麺

  店内または小型倉庫などの3坪~5坪のスペースがあれば、
店内加工食品製造のスペースの確保ができます。
およそ1人前1玉15円~20円です。市販はゆで麺25円~冷凍麵70円。

種類は、ゆで麺・生麵・半生麺(数日風で晒す)・冷凍麺があります。
また、麺線の太さで何種類にも分かれます(細麵・中細麺・中太麺・太麺

②生パスタ麺

  私の街にも美味しい生パスタのお店があります。
人気店でお客様の98%が女性客です。
パスタプレートの外に別売で、コーヒーやミニケーキがあります。
平均1500円/1人になってしまいます。
シコシコした打ち立て、茹でたて、作り立てのパスタは絶品です。
(*毎日予定の麺が売切れたら閉店です、有名そば店のようなパスタ店)

基本的には、小麦粉、塩、水。自家製麺:想定原価1食/20円~25円。
そば麺以外は同じです。(*小麦粉の種類や細かい食材は異なります)

③餃子

  多くの商品がありますが、まだまだ開発余地がある分野と思います。
好き嫌いがなく、商品コンセプトもわかりやすく、手作りでも機械づくりも
できる商品です。主に生と冷凍の2種類。
焼き餃子・蒸し餃子・水餃子の3タイプあり

にら餃子~フカヒレ餃子まで多種多様にあります。

④つくね

  あまり飲食店や弁当店では作っていませんが、既製品の美味しいものが
ないだけに、商品化と普及はしやすいと思います。
蒸しつくね」を最初に作り、
それを、「揚げつくね・焼きつくね・煮つくね・炒めつくね」に
加工できます。

食材は、鶏つくね・鴨つくね・牛つくね・猪肉つくね・豚つくねなどが
あります。

⑤ジビエハンバーグ・ソーセージ・コロッケ

  今からいろいろ普及すると思います。
まだまだコストの問題(1kg/3000円以上)とか、獣臭さの解消とか
販売価格の問題などが解決しきれていないと思います。

コスト低減対策として、鶏の胸肉や豚の脂身を利用しているところが
多いと思います。

⑥魚コロッケ(商標登録に「ギョロッケ」あり)

  魚ハンバーグは1個売り、または5個入りパックで冷凍品の販売。
1個200円~300円も可能。魚の種類もいろいろ検討できそうです。

海藻入りやカルシウム入りなども工夫次第と思います。

⑦ポテトコロッケ バリエーション

  いつかは本格的に専門店を作ってみたいと思っています。
最初に基準となる「プレーンのコロッケ(北海道産のジャガイモ)」を
開発して、中身を加えながら原価計算を行い売価を設定します。
20種類~30種類はできると思っています。
冷凍・冷蔵保存で、揚げて販売、冷凍で販売が過のです。

*冷凍品は低温から入れないと割れてしまいます。

⑧カレールー

  様々なカレールーを全国に販売することも可能です。
すべてを同時に売るのでなく、まずはダントツ人気の先行馬商品を生む
ことが先決です。

ルーが売れ出したらオリジナルトッピングの開発も有効です。

⑨黒にんにく

  山奥で中古の電気式の5升炊き炊飯釜の保温機能を使って、大量に生産
している人がいます。(*鼻が曲がるほどニンニク臭がひどい)

3~4球で1000円前後で健康食品です。

⑩ドレッシング・たれ・ソース

  キャベツ専用ドレッシング、焼肉のたれ、コチュジャンソースなど
まだまだ多種多様に開発が進むと思います。

⑪アレンジみそ

  魚を使った味噌、肉を使った味噌、野菜を使った味噌。
他に、辛子・山葵(わさび)などを使った多種多様な味噌があります。

*大分県 魚のエソのすり身を焼いたものと味噌をあわせた「ゴマだし」も
 魚味噌に近い商品です。

⑫佃煮

 生姜の佃煮、きびなごの佃煮、シイタケの佃煮などこれも、
商品化するには食材に事欠きません。

そのほか、
春巻きのバリエーションとか、ハンバーグのバリエーションとか

オリジナルパンの製造販売(缶詰)とか、メンチカツの開発とか

いろいろアイデアを練って、売上の活性化を考えてみてください!

(了)

飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします