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恵里さん古後さんに会ってきた!in愛川JVC

 3年ぶりにどこの地域にも緊急事態宣言の出ていないゴールデンウィークだというこの連休。これを利用して我が家は少し遠出をし、神奈川県へ。Twitterで仲良くしてもらってる恵里さんが監督を務めるチーム、愛川JVCの練習に長男が参加させてもらうのだ。

 知っている人ともあまり話すことのない我が家の長男。知らない子たちの中に飛び込めるのか?と不安を抱えつつもたどり着いた練習会場。長男はいつも通り、気合いのR.TAKAHASHIを着て準備万端。颯爽とドアを開けると、車の中で遊ぶと言って持ってきた銀だこの風船が山風に吹かれ車外に飛び出した。あっという間に爽やか〜なお兄さんの車まで飛んで行き、慌てて取りに行くバタバタ具合。不安なスタートである。

 仲良くしていただいてるとはいえ、恵里さんとは実は初めてお会いする。どの人が恵里さんかすぐわかるかな?なんてビクビクしながら体育館に行くと、入る前からスーパーでけえ声で「あれ!あれ歩ちゃんかな?あ!きっとそうだ!!おーい歩ちゃーん!」とスペースで聞き慣れたお声が聞こえてきた。間違いなく恵里さんだ。声だけでは笑い袋の擬人化くらいしか想像できなかったが、実際にお会いした恵里さんはキュートでパワフルな素敵な女性だった。しばらくすると古後さんも現れた。風船を拾ってくれた爽やかな兄さんが古後さんだった。Twitter上でしかお話したことのないお二人に会えてなんだか不思議な感覚だった。

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 練習が始まる前に恵里さんがみんなを集めて、本日参加のコーチ、古後さん、そして長男を紹介してくれた。蚊の鳴くような声で自己紹介をする長男をみんなが拍手で温かく迎えてくれ、このチームの良いところを早速見せてもらった。愛川JVCはキャプテン、ポジションを固定しないスタイルと聞いていたが、その通りに恵里さんから今日のキャプテンを発表されて練習開始。5年生の男の子に恵里さんが声をかけてくれて、この日初参加の長男にペアを組んだり声をかけるように言ってくれたおかけで、長男は生まれたてのヒナのように彼の後をついてまわった。

 愛川JVCの練習は、もしかすると強豪のチームのようなハイレベルなものじゃないのかもしれない。でも、初対面の長男をチームの一員として接してくれる温かさや教えられたことを素直にやってみようとする気持ち、笑顔の多く前向きな言葉があちこちから聞こえてくるところ、とても素敵なチームだと感じた。長男も初めて会う子たちに対して最初は少しかまえていたものの少しずつ打ち解けていく姿(ただし長男比)を見せてくれた。普段のチームでは上の学年の子が多くいるのもありまだ参加できないゲーム形式のチーム練習にまで混ぜていただいた。また、恵里さんと息子さんのツーメンや、古後さんのお優しいご指導など見応えたっぷりの練習だった。

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 夕方からの短い練習を終えて、片付けをしている時に恵里さんが長男に「うちのチーム、キャプテン毎回変わるんだけど、長男が明日キャプテンやってみてくれない?」と声をかけてくれた。戸惑う長男に恵里さんは「無理にとは言わないけど、少しでもやりたい気持ちがあるならやってみたらどうかな?」と言葉を続けてくれ、古後さんも「高校時代の石川祐希選手も髙橋藍選手もキャプテンだよ!」と囁いてくれた。思わぬところでふたりの見事なコンビネーションを見せていただいた。長男が少し悩んで出した答えは「本当の気持ちでいい?やらないにする」だった。この流れなら9割やる流れでしょ?

 夜に宿に戻ってから古後さんに教えてもらったものの上手くできなかったストレッチなるものをしている長男に聞いてみた。したいって気持ち全然なかったの?と。「なかった。ちっとも。恵里監督が誰でもキャプテンになって良いチームだって言ってて、僕すごいと思ったんだけどー、どうしても僕がキャプテンですって時にやりたいの」と長男は言った。ああそうだ、この子こういう人間だった。なんて面倒くさいタイプの男なんだろうという言葉は飲み込んで「そっか、明日も練習楽しいだろうね」と伝えた。

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 次の日は愛川JVC初の一日練習ということで記念すべき日だったのだが、午前中のみ長男も参加させてもらった。昨晩の練習を見ていて旦那も子供たちから元気をもらったようで、恵里さんのお手伝い。普段、長男のジュニアチームでは決して手伝いを買って出ない人間なので非常にレアである。

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 実はこの日の練習を私はほとんど見れてないない。長男が愛川JVCのみんなとボールを追っているころ、私は校庭を駆け回り虫を探す次男を追っていたのだ。時々体育館に入っては長男が楽しそうにバレーボールする姿を眺めていた。この日は曇りだったが、恵里さんが少し外に出てる間だけめちゃくちゃに雨降ってきたのは良い思い出である。

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 12:30、午前中の練習が終わった。汗だくの旦那とまだまだここでバレーボールをしたい長男、そして転んで少し擦りむいた次男。「せっかく来てくれたから、何か良い経験を持ち帰ってほしいな」何度も恵里さんが言ってくれた言葉だ。長男にとってこのチームに参加させてもらったことが既に最高に良い経験だったようで「午後もいたい」「また来たい。てかさ、明日も来よう?」と言っていた。それは無理だけど、また夏くらいに遊びに来たいな。私までそんな風に思ってしまった。その時もまた、このチームのみんなは温かく迎えてくれるのだろう。

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