2024広島大学入試問題二次試験 化学 解答解説
広島大学2024化学の解答解説です。
怪しいところがあれば教えてください。
問題はこちらなどを参照してください
【Ⅰ】問1無機・結晶
結晶の様子を少し想像しにくいが、計算は楽
アルミは、式がすぐ出てくるようにしておきたい。
【Ⅰ】問2ミョウバン【Ⅱ】問1気体
【Ⅰ】の問2は結局ミョウバンだったという話。序盤で気づけていればかなり楽に進めるが、ピンとこないと計算でミスりそう。
【Ⅱ】の気体は標準的。蒸気圧をうまく使うべし。
【Ⅱ】問2状態変化など
状態変化は普通に計算。
グラフの判断は共テでたくさんやっているはずだが少し区別しづらいところがあった。
【Ⅲ】有機(脂肪族)
かなり定番の脂肪族の問題。そんなに絞りにくい選択肢もないので丁寧に進めて確実に点を取りたい部分。構造式の書き方は問題の指示をよく見て書く方が安全。
【Ⅳ】問1高分子
油脂の計算は、890が使えると早い。これ以上は言えないぜ…
【Ⅳ】問2アミノ酸
ピログルタミン酸がちょっとだけ引っかかるが基本的な問題。
グルタミン酸がN末端に来ちゃうとピロッちゃうのでCOOHが反応できなくなるというカギをどう使うかという問題。Ileが不斉2つというのも覚えておきたいが、幸いアミノ酸側鎖を与えてあるのでかなり優しい問題になっている。
全体として
極端に難しい問題は出題されていない。(ミョウバン当たりの情報処理がちょっと手間だったくらい?)ので、確実に点を取っていきたい問題が多かった。記述の問題は多くないので基本をしっかり押さえてテンポよく解き進められるようにスピードを意識した対策もおすすめだ。