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映画館のポップコーン

映画館と言えばポップコーンだ。まあ正直毎回買う訳では無いのだがあれは最高だ。しかし、たまに買うとちょっと悩むことがある。

それが、“上映中のポップコーン、食べるタイミング難しすぎ問題”だ。

小さい頃、あの特別なポップコーンが嬉しくて、待ちきれなくて、映画が始まる前に全部食べきってしまった経験は誰しもあるだろう。そんなアホ時代を経て少し成長すると一瞬で食べ切るなんて勿体ないことに気づきはじめ、食べるスピードを考えるようになるものだ。

しかし、最近気付いたことがある。映画を見ながら食べると周りのことも考えなきゃいけない気がしてソワソワするということだ。私が気にしすぎなのかもしれないけど。ちなみに皆さんはどうですか??

例えば、自分がポップコーンを口に入れた瞬間に、映画がシリアスな展開あるいはめちゃくちゃ良いシーンに突入した場面を想像して見てほしい。コナンを見ているとしたら主要キャラの告白シーンとかだ。
『今、口にあるこのポップコーンを普通に噛んでしまうと私の咀嚼音によって真剣に映画を見ている人が興ざめしちゃうかもしれない』と心配にならないだろうか。私はなる。なのでこういう場面では、なるべく音をたてないように口の中でしなしなにして飲み込みがちだ(汚い話でごめんなさい)。もちろんポップコーンの美味しさは半減して最悪だ。

で、色々考えてみたがポップコーンを食べるタイミングとしては大音量のアクションシーンとかに紛れるのが良いんじゃないだろうか。コナンなら大規模爆発シーンとかカーチェイスしてる時とかね。
だが、そんな甘い話でもない。大音量のシーンでチャンス!と思ってポップコーンを沢山頬張っていたら突然シリアスな場面に変わる、なんてこともあるかもしれない。やはり、頬張りすぎには注意が必要だ。

はあ、やっぱり難しい。それに、よく考えたら映画を見ながら食べるタイミングを見計らうなんてめちゃくちゃ疲れそうだ。ポップコーンを意識しすぎて映画に集中しづらくなってくるに違いない。あくまでも映画が最優先目的なのにこんなにポップコーンのことを考えているのはバカバカしくなってくる。

ここまで読んだ人の中にはきっと、『そんなに気になるならもうお前はポップコーンを買うな!!』と思う人もいるかもしれないが、“映画館でポップコーンを食べる”という体験はQOLに直結するからやっぱりたまにはやりたい。

そう考えると、映画本編が始まる前に食べ切るという一見愚行に見えるあれは間違っていないのかもしれない。。。

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