一級建築士~学科試験を独学で
(令和)R4に一級建築士の学科試験に独学で合格しました。
大手資格学校に行かなくても合格できることが証明できました。
では実際にどんな勉強をしていたかを振り返ってみたいと思います。
学科試験の結果
まず試験結果はというと。。。
計画 15/20
環境設備 19/20
法規 26/30
構造 26/30
施工 14/25 (足切り 13)
合計 100/125 (合格基準点 91)
という結果でした。R4は施工が難しい年で足切りギリギリでしたが何とか合格することができました。
では試験までどんな勉強をしていたか振り返ってみたいと思います。
勉強はじめた時期
勉強をはじめた時期は8月下旬頃からで割と早めのスタートをきりました。
※一級建築士の学科試験の勉強時間はおよそ1000時間。。。(インターネット調べ)試験まで1年かけて少しずつ勉強すればいけるかなと思いすぐ行動に起こしました。
まずは過去問を中心に問題を解きながら毎日勉強する習慣をつくるところから始めます。
どんなに忙しくても1問だけでも解こうと決めて勉強しない日がないように気を付けていました。
次からは実際に勉強に使用した教材等を紹介していきます。
速学(一問一答)
最初に紹介するのは速学です。
元資格学校の講師をしていた“とまとねこ”先生が、より効率の良い勉強方法を追い求めて開発したツールです。
スマホやタブレットで過去問を一問一答形式で解くことができ、科目別、単元別に問題を選択できるようになっています。なかなか机に向かって勉強する時間がつくれない社会人にとってはスマホやタブレットで隙間時間に問題が解けるのはありがたいですよね。
自分の理解度を(〇×△の3種類に)整理することができ、×の問題のみを抽出して重点的に復習したりすることができました。
また穴埋め問題に切り替えることで、過去問をただ正誤判断するのではなく、過去問の理解度を深めることができます。理解度を深めることで、試験元に問題の問われ方を変えられた時に効果を発揮してくれます。
速学は問題を解いている時間や、解いた問題数を自動的に記録してくれるため、余計なマネジメント作業が必要ありません。常に今の学習状態を見える化してくれるためゲーム感覚で試験日まで毎日過去問を解くことができました。
勉強期間 2021.8 ~ 2022.7 (11ヵ月)
解いた問題数 96919問 (過去問11~12周分)
試験までの勉強時間 972時間45分
速学にはその他に、模試分析シートや無料マネジメントなどがあり、独学で頑張る人を支援するツールが色々ありますのでおススメです。
↓↓↓レビューで構造の点数が違うのは後日解答改定があり27→26点となりました。
法規塾
実務で法規に詳しい塾長“慶さん”が、一級建築士の受験者用に過去問を中心に解説してくれるコンテンツです。
勉強していた当時は、リアルタイムで講義に参加すれば無料で受けられたので、なるべくリアルタイムで参加していました。(後日アーカイブで見れるのは有料)
講義中はコメントスクリーンを使う参加型なので、受け身にならず積極的に学習できました。
法規苦手な方は超基礎講座というアーカイブが有料から無料になりましたので是非見てみてください。
その後の法規の学習が楽になる事間違いなしです。
ちなみに私は法規が苦手だったのですが、上記の速学×法規塾の勉強でS学院の公開模試で3連続満点という結果を出すことができました。
法規塾参加期間 2021.11 ~2022.06
久しぶりにディスコードに行ったら、あまり動きがなさそうでしたので、今はYouTubeのほうで講義しているかもしれません。。。
YouTube
あえて紹介する必要はないくらい皆さん有名なのですが。。。
一級建築士マニア はまちゃん
独特の言い回しで、誰でも理解しやすいように解説してくれています。詳しいことは理解しなくてもよいよ、要約するとこうゆうことだよって話をしてくれるイメージです。
勉強始めた頃は、過去問の解答読んでもよくわからん!!ってなりますよね。。。そんな時に“はまちゃん”のYouTubeに動画があれば見てみてください。ただ動画数もかなり多くなっているので、今は動画を探すのが大変かもしれません。。。
やまもと構造塾
当時はYouTubeライブで過去問をリアルタイムで解説してくれてました。文章問題の分かりずらい問題を解説してくれていたり、計算問題をライブで解いてコメント欄で答えたりしていました。
模試でなかなか構造の点数が伸びなかったので、法規塾がない日にYouTubeライブに参加していました。
計算問題が解けるようになったのは試験前に構造塾に参加したおかげかもしれません。
構造塾参加期間 2022.5 ~2022.6
一級建築士育成支援サイト「教育的ウラ指導」
計画の実例問題を覚えるのが苦手だった私はウラ指導の荘司さんがつくってくれる“ぶっちゃけ解説動画”がわかりやすかったです。
幼稚園、学校、等の日本の建築物の動画がありましたので昼休みによく見ていました。
公開模試
S学院
3月、4月、5月と3回ある無料の公開模試を受験しました。一応会場受験にして少しでも当日のペース配分や休憩時間の使い方、昼食や飲み物等、色々試すのにはちょうど良かったです。また試験会場ごとですが、得点分布なども出してくれるので、自分の今の立ち位置がよくわかり今後の勉強方法の反省ができました。
3月(Web受験)
計画 17/20
環境設備 13/20
法規 30/30
構造 22/30
施工 20/25
合計 102/125
4月(会場受験)
計画 16/20
環境設備 15/20
法規 30/30
構造 21/30
施工 19/25
合計 101/125
5月(会場受験)
計画 16/20
環境設備 14/20
法規 30/30
構造 22/30
施工 18/25
合計 100/125
N学院
4月のWebオンライン模試、6月のクライマックス模試を受験しました。オンライン模試は無料ですが、クライマックス模試は1100円で有料でした。。。受験した人の中で順位が出るのと、解説がYouTubeであるのでお得な試験だったと思っています。
4月(Web)
計画 20/20
環境設備 20/20
法規 29/30
構造 30/30
施工 24/25
合計 123/125
6月(Web)
計画 16/20
環境設備 11/20
法規 21/30
構造 23/30
施工 16/25
合計 87/125
模試は過去問と違う問われ方をするため、きちんと理解できているかどうか自分を試すことができます。
また自分が間違えた問題で他の受験生の正答率が高いものは必ず見直し何度か解き直ししました。
また模試の結果によって勉強する科目の割合を調整したりしていました。
私は法規→構造→環境設備という流れで重点的に取り組む科目を変化させて足切りになりにくくなるようにしていました。
総合費用
速学使用料 ¥50,000-
速学テキスト ¥28,000-
N学院クライマックス模試 ¥1,100-
合計 ¥79,100-
独学にする理由は
資格学校のカリキュラムではなく自分のペースで勉強したい
休日を講義で長時間拘束されたくない
自分に必要な勉強をカスタマイズしたい
というのもありますが、何と言ってもコストパフォーマンスが高いところ。お金をかけなくても合格できるんです。
まとめ
毎日少しでも勉強を継続して、やらない日をつくらない
仕事やプライベートの時間を確保するため、長期間で分散した勉強計画をすると再現性が高い
講義出席で勉強したつもりになってはいけない
過去問をどれだけ理解できたか問われる試験(正誤判定できるだけでは勉強不足)
他の受験生ができている問題は間違えてはいけない(相対試験ということを忘れない)
模試の結果を見ながらバランスよく勉強することが大事
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