緑酒
『音楽』の曲について一つずつ書いていこうかしらと思ったのだけれど、13曲全部はおそらくできないので、拾い読みのような感じで暫しお付き合いくださいませ。
この曲のMVが出たのはひと月ちょっと前。三度目のKJSに鬱々としていた時期だ。みなさんが当たり前のように集まってお酒を酌み交わしている姿にきゅーんとなった。
「緑酒」という言葉は初めて知ったのだけれど、広辞苑には「中国の、みどり色に澄んだ上等の酒」と書いてある。転じて、お酒の美称として使う言葉らしい。
わたしは今年ハタチになったわけなのだけれど、まだ外でお酒を飲んだことがない。KJSからの蔓延防止なんとかで、所謂飲み会らしいものなんてしたことがない。
これは「気づいたら(中略)扶養側になっていた」と歌詞にもあるように、大人の曲にも思えるのだけれど、不思議なことに若者へ向けた言葉にも聞こえる。いつかみんなで堂々とお酒を飲めるようになりますように、というきもち。
乾杯日本の衆。こんなときだからこそ沁みる言葉。早く何も気にせず、旅に出たり宴会をしたり、という日が来るといいのだけれど、どうしても悲観的になってしまう。もう元には戻れないだろうし、一生マスクしたままかな?と思ってしまう夜もあるけれど、希望をもって、できることをしていくしかないんだろうな。
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