2019.1.11 知覚の反復性がハビトゥスを産む
10,11は京都の旅行事業者への営業出張、
12,13は北海道大学と乃村工藝社の文化財の活用研究会にオブザーバー参加。
営業は期末までひりひり。仕上げる。ブランドのない地域は、泥臭く一社ずつ関係性作る。
研究会は、めっちゃアカデミックな議論を聞けておもろい。定義や理論、参照に誠実な話し方は、ほんまに気持ちいい。流行りのビジネス本のストレス解消できた。タイムマネジメントの意識をもうちょいもってほしいけど笑。
中でも1番刺さったこと。
「知覚の反復性がハビトゥスを産む」
ここ最近、シビックプライドやビレッジプライドという言葉を聞くことが多くて、意味はわかるんだけど、言葉が嫌いでした。
なぜなら、「シビックプライドを持ちましょう」と言われたらうさん臭いから。すごくナショナリズムっぽいし、定義や意味の解説に誠実さを感じなかったから。プライドや愛着って、持ちましょうって持つものなの?ということ。
ただ、それに回答をもらえた。
知覚の反復性によってハビトゥス(態度などの意)が変わる。
ある南米の遺跡で保存活動をしていると、現地住民はその遺跡を呪いの場所と認識し、忌み嫌って遠ざかっていた。そこに調査チームが入り研究保存していると、10年経って、我々は文化遺産の街だと言い出すようになった。
朝起きて顔を洗ったらさっぱりした気持ちになるのは、知覚の反復性によって、気持ちいいというハビトゥスを得た。
海が見えるところにいったら気持ちいいのは、子供の頃から海の知覚の反復性があったから。
だから、やっぱり地域の有形無形の文化に触れて、その価値を聞いて、それが反復すれば誰もが好意的にとらえるハビトゥスが生まれる。それが愛着やプライドなんかなと。
だから、地元文化に触れる機会を市内外すべての人に増やし続ける活動が必要。
そして、そこに「写真」がきいてくる。なぜか?視覚の反復性が、SNS含めて増えるから。印刷するとなお良い。触覚が増えるから。
取材して写真をとる体験ツアーは必要!なぜなら知覚の反復性による、好意的なハビトゥスを市内外に生み出しやすいから!
そういうことだ!
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