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勝間和代になる方法#212 ブックレビュー:脳を鍛えるには運動しかない!

一行説明


運動は、脳の機能を最善にする唯一にして最強の手段である。

趣旨


運動は体にいいと誰しもが思っているが、この本は、運動は脳と心の健康に、はるかに効果があることを明らかにしている。成績の向上、ストレスの軽減、不安障害の緩和、うつ病の予防と治療、集中力の向上、自己効力感の向上、依存からの脱却の手助け、女性ホルモン変動による不調の改善、認知機能の低下抑制などを例に挙げ、積極的に運動を生活に取り入れることを促している。

引用文


引用1
ジェンタルスキは人との関わりが希薄な現代において、ますます孤独になっていく私たちの生活を変える完璧な処方箋を見出したのだ!それもなんと体育の授業で。環境と機会とやる気を与えることで、人との関わりに不安を感じる生徒は、人に近づく方法や、距離の保ち方、いつ相手に話させるかを練習し、プラスの記憶をインプットしていく。運動は社交の潤滑油となり、不安を減らすので、こうした学習を進める上で重要なはたらきをする。生徒の脳は運動によって準備が整い、経験を記録する回路が作られる。その経験は最初は難しく思えるかもしれないが、クラス全員で一緒にやってるうちにそれほどでもなくなってくる。これは直感的に考えても自意識過剰で傷つきやすい年頃の生徒を打ち解けさせる素晴らしい方法だ。
引用2
わたしはよく、ランニングをするとプロザックやリタリンを少々服用したような効果があるのは、運動がそれらの薬と同じく神経伝達物質の量を増やすからだ、という話をする。それは要点をかいつまんで説明するためのたとえで、正確に言えば、運動は脳の中の神経伝達物質とその他の神経化学物質のバランスを保っているのだ。そしてこれから見ていくように、脳内のバランスを保てば人生を変えることができる。
引用3
パイルズは医師としての訓練を受けていたが、ストレスのせいでうつになるとは思っていなかったし、それは彼を診ていた精神分析医も同じだった。「ランニングのおかげで、自分をコントロールしているという感覚が持てたのでしょう。自分にはまだできることがあった、そう思えたのです」とパイルズは語る。
引用4
ジェシーは幸運にも高校では18種類のスポーツからやりたいものを選ぶことができた。読者の皆さんはさらに幸運なことに、思いつくものなら何でも挑戦していいのだ。運動の素晴らしさは、やればやるほど、自分はもっとやれるはずだと思えるところにある。


勝間さんはこの本を読んで生活習慣を変えたそうです。

この本を読むと、運動をしないことは損とすら思ってしまいます。

ボリュームのある本ですが、非常に読みやすく、研究例も豊富で説得力があります。特に0時限の体育の授業を取り入れた学校の生徒達の成績が上がった事例には感銘を受けました。

健康でいることの意味と大切さ、実践方法を早い段階で教えてもらえる体育の授業なら、今からでも受けたいです!


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