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桜餅と柏餅

こんにちは。メディア事業部のIです。

最近、スーパーで桜餅とか柏餅をよく見かけます。桜餅はあの塩っぽい味がたまらなく美味しいですよね。柏餅はあの何とも言えない香りがいい。

桜餅はどっち派?

桜餅といっても長命寺餅と道明寺餅があるのはご存じだと思います。長命寺餅は関東風の桜餅で、ピンクの皮であんこが巻かれているアレです。道明寺餅はピンクの丸い餅。

私は静岡県西部出身で、桜餅といえば道明寺なので、関東に来て初めて関東風桜餅の存在を知りました(今でも関東風を受け入れられない自分がいます)。

皆さんは「桜餅」といえばどちらの桜餅を思い浮かべるでしょうか?

柏餅のいろいろ

柏餅といえばあの葉っぱをイメージされることが多いと思うのですが、実は地域によって柏餅を包む葉っぱに違いがあります。

関西ですと、サルトリイバラ(サンキライとかいう)の丸っこいハートの形の葉っぱで包んだものを五月五日の端午の節供に食べたり、田植え休みに食べたりします。ホオの大きな葉っぱで包む地域(長野県など)もあります。

実は古代において「かしわ」は飲食物を盛る器として用いられた木の葉という意味がありました。柏ではない葉を使っているのにかしわ餅というのは、そういう意味からかもしれません。

葉包み食のいろいろ

こういう葉っぱで包んだお菓子って美味しいですよね。笹団子とか、あの香りがたまらなかったりします。

日本各地にご当地の葉包み食があります。

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【けせん団子、鹿児島県姶良郡湧水町、2019年10月】

たとえば、鹿児島県の「けせん団子」。ニッキの葉で餡団子を包んでいるお菓子で、シナモンの香りがしてすごく美味しい。生菓子は日持ちしないので、現地へ行かないとなかなか食べられません。地元のスーパーにもありますが、オススメはJAの直売所。工場とかの大量生産品ではなくて、地元の方が作ったものを購入できます。

なぜ葉っぱで包むのかは、防腐剤の代わりになるというものや持ち運びが便利になるというもの、風味がついて美味しくなるというものなど、複数の理由があります。地域ごとにいろんな呼び名、葉っぱ、形があるので旅行に行かれた際はチェックしてみてください。

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