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眠れない原因は「スマホ」にあり。 「スマホ依存症」にならないために心がけたいこと

「ぐっすり眠る」というのは、とても大切なこと。簡単なことのように見えて、最近「眠れない」「眠ってもすぐに目覚めてしまう」と悩む人が多く見受けられます。毎日しっかり眠って、日々楽しく過ごすためには、どうしたらいいのでしょうか。

本記事では『スマホ脳・脳過労からあなたを救う 脳のゴミを洗い流す「熟睡習慣」』(奥村歩)から、脳過労の原因となっている「スマホ依存」について一部抜粋してご紹介します。

スマホ脳・脳過労からあなたを救う 脳のゴミを洗い流す「熟睡習慣」

スマホ依存症が脳を「ゴミ屋敷」にしてしまう


スマホ依存の生活が私たちの脳をとても疲れさせている一番の原因は、スマホから入ってくる過剰な情報を脳が処理しきれていないにもかかわらず、さらに新しい情報を次々と送り込んでしまうことです。

毎日、何時間もネットサーフィンをしていたり、YouTubeやSNS、ネットショッピングを深夜までしているようなら、脳は情報の整理整頓ができないまま、次々と送り込まれる過剰な情報インプットで「ゴミ屋敷」になっていきます。

これがスマホによる脳過労。

インプットばかりが極端に多くなって自分からのアウトプットが少なくなった状態は、まさに脳の中にゴミを溜め込んでいるかのようです。

そのために、肝心なときに必要な情報をタイミングよく取り出せないことが多くなり、もの忘れやうっかりミス、処理能力の低下、コミュニケーション力の低下となって現れます。

ただし脳過労は、本来は毎晩、ぐっすり熟睡することができれば軽減・解消することができます。

熟睡中の脳内では、グリンファティックシステムが物理的にアミロイドβなどの脳についたゴミを水洗いしてくれ、さらに、ノンレム睡眠とレム睡眠の異なる二つの眠りの機能によって、脳が再生・活性化されるからです。

ところがスマホ依存は良い睡眠を約束してくれないどころか、逆に不眠(寝つきが 悪い、夜中に何度も目が覚めてしまう、朝早くに目が覚めてしまう)を引き起こします。

夜によく眠れない日々が何日も続けば、精神的にも肉体的にもストレスが積み重な り、その不眠は睡眠負債となって脳過労をさらに進めることになり、その結果、脳内のゴミ屋敷は解消されないままになるのです。

「スマホ依存症」にならないために心がけること

脳の働きをよくするために、日常生活で心がけることを10カ条にまとめました。スマホ認知症を防ぐにはスマホからの過剰な情報のインプットをやめてみることから。

過剰な情報のせいで、脳の処理能力が低下し、もの忘れなどの症状が出ているのですから、まずその流れを断 つことです。とにかく脳を休めること。まずそこから始めてみましょう。

1. まずはしっかり休む。日向ぼっこをして脳を休める

2. マルチタスクをやめて「モノタスク」にする

3. 脳を鍛えるのではなく、脳に疲れを溜めないようにする

4. 「デジタル・デトックス」をやってみる

5. 「すぐに検索」をやめてみる

6.  「ナビ」になるべく頼らない

7. あえて手間のかかる方法を選んでみる

8. 「リアル」の体験を大事にする

9. 1日5分ぼんやりする時間をもつ

10. 「睡眠」を最優先して脳細胞を修復する

いかがでしたか? まずひとつでもぜひ試してみてください。

スマホ依存、脳過労、睡眠負債で眠りの質が低下すると脳はゴミ屋敷状態となり、年齢にかかわらず、うつや認知症の引き金になります。本書を読んで熟睡習慣を手に入れてください!

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