FC東京が早急にビルドアップを改善すべき理由
まえがき
自分は、過去の記事たちで散々今シーズンのFC東京をdisってきている。解決すべき課題はピッチ上/外問わずにあり、量もかなり多いと思う。
それらの中で、まず最初に取り組むべき課題は、"ビルドアップの整備"だと考えている。
そう考える要因は、ビルドアップに苦戦しているせいで、"せっかくのJ屈指の攻撃陣を活かしきれていない"と感じるからだ。
[ビルドアップがうまくいかないと…]→前進・相手の守備ブロック内への侵入が出来ない/効果的なパスがDFラインから出ない⇒FWに良い形でボールが入らない/狭いスペースでのプレーを強いることに⇨自慢の超強力な攻撃陣を活かしきれない
【FC東京の現状】
データからも、FC東京がビルドアップに苦戦していることが読みとれる。
チャンスを作っている数は10位と微妙なのに、リーグ4位のゴール数を叩き出していることからも、攻撃陣の破壊力があらわれている。 ビルドアップを改善して、もっとチャンスを生み出せれば、さらにゴール数も増やせる!
ここからは画像を使って、FC東京のビルドアップに見受けられる問題点を指摘していきます。
課題①:ポジショニング(チームメイトと被りすぎ!)
<一例>~ 8.26 FC東京vs鹿島アントラーズでのワンシーン~
*ボード上で解説*
この問題は、"起用法のミス"と"ポジショニングのコーチングが足りない"、もしくは"流動的なポジショニングの弊害"なので、監督/コーチ陣に変化が求められる問題だ。
課題②:DFラインで数的優位を作るという鉄則を守れていない
<一例>~ 8.26 FC東京vs鹿島アントラーズでのワンシーン~
鹿島は守備時4-4-2で、2トップがDFラインに寄せてプレッシャーをかける。その守備に対して2CBでビルドアップしてしまっているため、簡単にハメられ、パスの出し所が無く、持ち運ぶことも出来ずに困っているシーン。
相手が2トップでプレッシャーをかけてくるならば、片方のSBを残るか、ボランチが降りてくるかして、3枚でのビルドアップにするべき(=数的優位)。
DFラインでゆとりをもてなければ、前線でもゆとりを持てない。(※まえがき参照)
ゆとりをもつために、DFラインでは絶対に数的優位を保つべきなのだ。
【メランコの考える修正案】
最後に、自分の考えている修正案を載せておきます。
[対2トップ]⇒高萩(不在時はシルバ)をおろす
[対3トップ]⇒2CB+ダブルボランチによる"ボックス型"
"トゥヘル型~"はPSG監督トーマス。トゥヘルが開発(⁉)した、対3バックに非常に有効なシステムです!
トゥヘル大好きなので、つい紹介したくなりました。
[トゥヘル(写真:getty images)]
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データの引用元/戦術ボード
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