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⑲楽曲の歌わせ方について♬🎶🇫🇷🇩🇪

少しだけblogから離れてしまっておりましたが、、、^^;

今回のテーマは、〝楽曲の歌わせ方について“私見を語りたいと思います。

僕はギター弾きなので、ギター・プレイだけで言うと、フレーズの歌わせ方にもいろいろな要素が関わってきます。

先ずは、ピッキングの強弱、ピッキングするポイント、使うピックの形状や厚み、押弦(おうげん)する場所(ギターは同じ音の箇所が幾つもあるので)、フレーズのつなぎ方、音の長さのコントロール、あとリズムの取り方、などなど、音に表情をつけるアーティキュレーションと呼ばれる奏法を身体で感じつつ、これらの要素をイメージどおりに弾きこなすのはかなり難しいものです(^_^;)
日々の練習に課さないと弾けるものではありません!

そこから更に視野を広げて、楽曲のアンサンブルでのフレーズの歌わせ方となると、更に感性を研ぎ澄ませて楽曲そのものの、在り方、構成、作曲された楽曲の背景、ストーリー性などにも神経を配る必要が出てきます。

僕の作曲した楽曲が、このアンサンブルのバランスや、フレーズの歌わせ方で聴こえ方が随分変わってしまう事にいつも頭を悩ませてしまいます。
ある意味、答えは一つではないし、正解は存在しないからです。
その時の気分や心持ちによっても変わるものだからです。

これらが音楽そのもの、創作の楽しさなのかも知れませんが、、、。

そうした事にいつも悩まされている僕が最も感動した動画をご紹介します。

この動画はもう何十回も見たと思います。

内容は、ダヴィッド・フレイ(David Fray)というピアニストが、プレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団とJ.S.バッハのピアノ協奏曲をレコーディングした時の音作りの様子を記録したドキュメンタリー映像です。(2008年作品)

ピアニストが楽曲のフレーズ(メロディー)を如何に歌わせるか!の彼の音楽解釈をオーケストラに伝えようとするやりとりがとても面白いのです。

彼のピアノ演奏は(独特な表情も)グレン・グールドを思わせる素晴らしさで、バッハの音楽の魅力が充分伝わってきて何度も感動します!


David Fray plays Bach -Swing, sing and think
ダヴィド・フレイ/プレイズ・バッハ-Swing, sing and think
ブリュノ・モンサンジョン監督https://youtu.be/zxBQwwiBu1Q


Glenn Gould (グレン・グールド) 1932-1982

※ロックにも感動した動画はあるんだけど、、、
またいずれ、機会があれば紹介します(^.^)


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