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心が動揺しないようにする

人の真の望みとは何でしょうか?

多くの財産を持つことでしょうか?

強い権力を握ることでしょうか?

人から尊敬されることでしょうか?

他者を思い通りに操ることでしょうか?

程度の差はありますが、人間なら誰しもこのようなことを望んだことがあるのではないでしょうか。

幸福になるためには必要だから望んで当然だ、と思うかもしれません。

ここで注目してほしいのは、これらを必要としている動機です。

動機が感謝や喜びなら問題ありません。

しかし、それ以外の場合は不安や恐怖が潜んでいるかもしれません。

誰しも辛いことや嫌なことを避けたい、逃げたいと思ったことがあると思います。

それらは全て心の動揺の現れです。

恵まれた環境にいるように見えても不安や恐怖が付きまとうなら幸福にはなれないでしょう。

またどんな状況下にあっても感謝や喜びでいっぱいなら不幸とは感じないでしょう。

このことからも心の状態が大事だというのがわかると思います。

そうであるなら人の真の望みとは心が動揺しなくなることではないでしょうか?

心の動揺のない者に不幸はありません。

心が動揺しないようにするにはどうすればよいかを師匠に尋ねたら、こう答えてくれました。

『一切に感謝し、一切を喜びなさい』

一切の出来事は神の行為です。

人間の肉体も、記憶も、体験も全て神が与えたものです。

神が与えたもの故に絶対的な歓喜、安心にたどり着くようになっています。

たどり着けないのは与えられたものを粗末にしているからです。

だから師匠は『一切に感謝し、一切を喜びなさい』と言うんです。

それを実感する者ほど心の動揺とは無縁になっていきます。

感謝と喜びで生きる者の心に動揺などありえないんです。

以下は日月神示に書かれている一文です。


日月神示
【黄金の巻 87帖】
まことに改心出来たと、神が見届けたら、今度はこの世はもとより、何の心配もないように護って、肉体、顔まで変えてやるぞ。
宿命と運命は同じでない。
磨けばどんなにでも光るぞ。
放っておいても神に背くものは自滅して行き、従うものは弥栄えて行くぞ。
其処(そこ)に神の能、よく悟りて下されよ。
人間の処理方法と神の処理方法と融和せねばならん。
急がねばならず、急いでは谷底に落ちて出来損なうぞ。
ありとあるもの、何んでも彼んでも天地の御用持っているのぞ。
そのものの勝手な道は許さんぞ。
大き喜びの中に、小さい自分の喜び大きく栄えるぞ。
大きな生命の中にこそ小さい自分のマコトの喜びが弥栄えるのであるぞ。
わかりたか。


【黄金の巻 98帖】
大切なもの一切は、神が人間に与えてあるでないか。
人間はそれを処理するだけでよいのであるぞ。
何故に生活にあくせくするのぢゃ。
悠々、天地と共に天地に歩め。
嬉し嬉しぞ。
一日が千日と申してあろう。
神を知る前と、神を知ってからとのことを申してあるのぞ。
神を知っての一日は、知らぬ千日よりも尊い。
始めは自分本位の祈りでもよいと申してあるなれども、いつまでも自分本位ではならん。
止まると悪となるぞ。
神の道は弥栄ぞ。
動き働いて行かなならん。
善と悪との動き、心得なされよ。
悪は悪ならず、悪にくむが悪。


【春の巻 13帖】
自分はよいが、世の中が悪いのぢゃと申しているが、その自分省みよ。
自分が神の道にあり、真実であるならば、世の中は悪くないぞ。
輝いているぞ。
自分にふりかかって来る一切のものは最善のものと思え。
如何なる悪いこともそれは最善のものであるぞ。
この道理よくわきまえて下されよ。
真の神理解すれば、一切の幸福得られるのぢゃ。
世を呪うことは自分を呪うこと、世間や他人を恨むことは自分恨むこと。
このこと悟れば一切はそこから開けてくるぞ。
十のもの受けるには十の努力。


【春の巻 22帖】
宇宙のすべては神の現われであり、一面であるから、その何処つかんで拝んでもよいのである。
その何処つかんで、すがってもよいのであるぞ。
水の流れも宗教ぞと申してあろう。
すべてに神の息、通うているぞ。
一本の箸拝んでもよいのぢゃが、ちゃんと目当て、よい目当て、決めねばならん。内の自分に火つけよ。
心暗くては何もわからん。
世の中は暗う見えるであろう。
真っ暗に見えたら自分の心に光ないのぢゃ。
心せよ。
自分光れば世の中明るいぞ。
より上のものから流れてくるものにまつりて行くこと大切ぢゃ。
それがまつりの元。
それが宗教ぢゃ。
宗教は生活ぢゃ。
生活は宗教ぢゃ。
裏と表ぢゃ。


【春の巻 24帖】
自分捨てて他力なし。
人民なくてこの世の仕事出来ん。
人民は道具ぢゃ。
神は心ぢゃ。
元ぢゃ、元だけではならん。
道具だけではならん。
大神は一切を幸し、一切を救い給うのであるぞ。
一切が神であり一切が喜びであるぞ。
その人民にメグリなくしてもメグリ負うことあるぞ。
人類のメグリは人類の誰かが負わねばならん。
一家のメグリは一家の誰かが負わねばならん。
果たさねばならん。
善人が苦しむ一つの原因であるぞ。
神の大きな恵みであり試練であるぞ。
わかりたか。
愛するものほど、その度が濃いほど、魂が入っているのぢゃ。
先祖が大切にしていたものは大切にせねばならんぞ。


【春の巻 34帖】
自分は自分の意志で生まれたのではないのぢゃ。
その時、その環境を無視出来ん。
その法則に従わねばならん。
草を拝めば草が神となり、機械拝めば機械が神ぢゃ。
食物拝めば食物が神となる。
心せよ。
神は人民を根本から永遠の意味でよくしようと、マコトの喜び与えようとしているのぢゃ。
局部的、瞬間的に見てわからんこと多いぞ。
おかげは、すぐにはないものと思え。
すぐのおかげは下級霊。
眉に唾せよ、考えよ。
現在の環境を甘受せよと申してあるが、甘受だけでは足らん。
それに感謝せよ。
積極的に感謝し、天地の恩に報じなければならん。
誠の真理を知らぬ人間に神はわからん。