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【第3回】大解剖!オールスポーツってなにしてるの?【後編】

みなさまこんにちは。

@ASC_runningの中の人、よねかわです。
アイスが美味しい季節ですね。アイスのお取り寄せとかしてみたいです。

前回に引き続き、営業&ディレクターの井手麻以(いで まい)さんにお話を聞きました!

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前回は、営業としてのお仕事を聞きました。
大会の撮影ができるように調整するだけでなく、大会を一緒に盛り上げたいと言う思いを持っていますよと言うことが伝わってきましたね。

今回は井手さんのもう一つのお仕事であるディレクターに関してお話を聞きました。
さっそく見てみましょう!


ディレクターってどんなことをするんですか?


ディレクターについても教えてください!

ディレクターのお仕事はそうやって営業として獲得した案件を、当日どのように撮影するかということですね。
撮影に関する一連の流れを取り扱う業務です。
大会の規模とかコースによって、「カメラマンはこれくらい人数が必要だよね」とか「こういった場所にカメラマン配置すると大会の魅力が伝わる写真が撮れるのではないか」とか。

当日の写真をプロデュースしていくという感じですね!

そうですね!
そこをカメラマンと一緒に詰めていくという感じです!

ディレクターは主に対カメラマンとのやりとりです。
主催者さんへ連絡することはないですね。

事前の獲得までは営業で、当日はディレクターということですね!

そうなのそうなの!
ここでまた時期問題が発生するの!笑
営業とディレクター業務を兼務することで近くに開催される大会の準備をしながら、営業として半年先の大会の獲得にも動くのでとっても混乱します。

だいたいディレクションは大会の2、3週間前から動いていているんです。
カメラマンのスケジュールを組んでくれる部署が、各大会ごとにどのカメラマンを配置するかを決めるのがだいたいこの時期なので。

どのカメラマンがこの大会を担当するなどの、スケジュールを決めるのは別の部署ですよね。その際に、カメラマンの要望とかはするんですか?

カメラマンにも特徴があるので、

この人だったら背景ぼかす写真が上手」だったり、
この人だったらフィニッシュの瞬間が多くの人の中から綺麗に一人を撮影してくれたり」とか、
この大会には、こういう写真が喜ばれるんじゃないか」というのを予想しながら、(大会の特徴に)合う写真を撮影できるカメラマンでと、お願いしたりします。

写真の技術の部分は社内にいるプロカメラマンの意見を聞きながら、加えて7年間フォトクリで写真を見てきたので、カメラマンの撮影する写真の特徴と、こういう写真が売れたりするなとか…実際にご購入いただいた写真や、購入時にいただいたお客さまの意見などをよく見ています。

そういうのを踏まえて、より素敵な一枚をお届けできようなカメラマンでというお願いをしています。

なるほど。

あとはディレクターとの相性とか
やはり当日に急な変更などあった際に、臨機応変に対応していただいたり、プラス1の動きをしていただいたり、そういうのも踏まえて要望出したりしますね。

案件によっては、現場に行けないこともあるので…。
現場に行ければわたしが当日こうしてください!と直接言えるのですが、行けない大会の方が多いので、そういった時に現地で柔軟に動ける方がありがたいですね。

実際に現場にいくのはどれくらいなんですか?

ディレクターとして担当している大会でも現地に行けるのはだいたい1〜2割ですね。

そんなに少ないんですね!

そうなんです。残り8割はカメラマンさんだけで行ってもらって、(撮影を)お願いをしています。

じゃあ事前にカメラマンさんとどれだけ内容を詰められるかが重要なんですね。

そうですね。
そういうのもあって、ディレクターとしてカメラマンさんに大切にして欲しいことは、当日の動きかたですね。やっぱりイベントごとなので当日変更も少なくないので。

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※写真は当日ランナーを撮影するカメラマンの様子。

あとは、写真を撮ったあとですね。
カメラマンから納品されて写真を公開するまでの間に、オペレーションを行う部署(写真を公開できるようにする部署)と一緒に、カメラマン人数が多い大会だと配置順とか並び順とかを踏まえて、こういう並び順だったらお客さまが買いやすいんじゃないかとかを考えて反映してもらいます。

たまに社内に飛び交う用語で「営業チェック」ってあるんですが、具体的に何を確認してるんですか?

さっきも言った写真の並びチェックとか。
ゲストランナーさんは販売不可の方も多いので、その方が映り込んでいないかを、一度オペレーション部が確認してもらっているのでダブルチェックとして確認します。

ゲストランナーとは
ゲストランナーとは、マラソン大会を盛り上げるために特別に出場するランナーです。 アスリートや元マラソンランナー、お笑い芸人、モデル、タレントなどが多く、一緒に大会を盛り上げてくれます。

全部見るの大変じゃないですか…?

オペの方で写真をすべてナンバリングしてグループ化してくださってるので、そこまで大変じゃないですよ。
よくゲストランナーはゲストランナーでまとめてもらってます。

(※気になるどうやってまとめているかは、オペレーション部へのインタビューで!お楽しみに)

あと個人的には、納品してきた写真が、事前に打ち合わせして指示した通りに撮っていただいているかなども確認してます。

あ、確かに、事前の打ち合わせで撮影のイメージを共有してるんですもんね。

そうそうそう!
意図したものと違ってたら、どうして違うのか、現場判断で変えたのかなどをフィードバックでカメラマンに聞きます。
そこで出てきた意見が、次年度に生かせるものであれば繋げていきたいなと思ってます。

なるほど〜!
納品しても気が抜けないですね!


ディレクターとしてはイベント始まる2、3週間前から準備して、公開するまでの対応をするのがお仕事です。

時間は短い分きゅっとやることがつまってたり、イレギュラー対応などがあるんですね…!
ちなみに、カメラマンの配置はどうやって決めてるんですか?

既存大会が多いので例年の配置をベースに売れてる写真の場所を見て、微調整をします。
全く新しい大会だと、とりあえずはGoogleマップで、Googleマップ上でロケハンをして「ここがいいんじゃないか」と当たりをつけます。

実際にロケハンすることはあるんですか?

大会にもよるんですが、初めて撮影する大会だったら撮影予定のカメラマンにロケハンをお願いします。

カメラマンさんがロケハンするんですね

ディレクターが着いてくこともあるんですが、実際にカメラを持って撮るのがカメラマンなので、やっぱりカメラマン目線の方がいいんじゃないかなと思ってます。

あとは、地方の大会だとカメラマンは前日には現地に入ってたりするので、前日にコースの下見をしてもらったりしています。

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※2018のULTRA-TRAIL Mt.FUJIの時にコースが全面的に変わったときにカメラマンと一緒に撮影ポイントをロケハンしにいった写真。

ディレクターのお仕事は、期間が短いぶん、濃度が濃いですね。カメラマンとの信頼関係もすごく大切ということですね。


印象に残っていること


これ、インタビューする方に必ず聞くんですが、どんな大会が好きですか?

そうですね、エイド(休憩所)が充実してる大会が好きです!
走るだけじゃなくておいしいものも食べられたら嬉しいです。

あとはマラソンだけじゃなくてトレイルランも好きです!

井手さんトレイルも走るんですか?

ちょこっとだけですよ…。
年に1、2回は出たいです。

だからやっぱり自然の中を気持ちよく走れる大会も好きです。

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※実際に井手さんがトレイルランに参加した際の写真。

お仕事をしていて印象に残ってることありますか?

走っている人のフィニッシュの瞬間を見たときかな。
みんなそれぞれの目標とか、思いとかあると思うんですけど、フィニッシュの時に感情が溢れるんですよね。

やっぱり、嬉しかった、悔しかったとか思いが溢れるので、現場で見ていても一番感動するし、あそこを見ていてやっぱり自分も挑戦したいなとマラソンを始めるきっかけにもなりましたね。

刺激をすごく受けるなと思います。
こういう人のために写真を残したいな、届けたいなと思うことがありますね。

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※井手さんが会社で頑張りを表彰された時の写真。
ここに写っているポストカードや大会プログラムの写真はオールスポーツのカメラマンが撮影したものです。


SNSで関わっていること


SNS運用に関して井手さんにはとってもたくさんの協力をいただいてます!
大会主催者さんとの情報共有や、大会自体のエピソードなどSNS運用には欠かせないです!
他にも井手さんといえば「オールスポーツのfacebook」の更新をしていただいたりしています。

そうですね。
今までオールスポーツって発信することが少なくて、カメラマンも毎回違う人だったりで、うまく発信できてなかったんですが、SNSで発信することで、今までオールスポーツ で見せてなかった部分を知ってもらえたらなと。

Twitterの更新を始める時に、facebookがすでに動いているというのは大変心強いなと思いました。
これから、SNSでやりたいことってありますか?

将来的にはSNS使ってユーザーさんと交流とか、広げたいですね。
写真を通じて一緒に盛り上げれたらなと思っています。

SNS含めユーザーからの反応で嬉しかったものはありますか?

ここの瞬間撮ってもらって嬉しかった!」「カメラマン見ると元気になる。」とかのお言葉もらえると嬉しいですね。


カメラ見るとポーズ決める人いますか?

いるいる!
カメラマン見ると変顔する人いるし、ポーズ決めたりジャンプする人もいます。
そういう人は撮ってほしんだなって、すごくわかりやすくて、ありがたいですね。

なるほど!たくさんの質問にお答えくださりありがとうございます!
SNSでやりたいことはぜひ実現させたいですね。


ユーザーのみなさまへ


では、最後にユーザーのみなさんへメッセージをお願いします!

大会で見かけたら、ぜひポーズ決めて欲しいですね。あと声をかけてくださるとすごく嬉しいです。そう言ったアクションをくださるとすごく励みになります!

実際に声をかけてくださる方いらっしゃいますか?

結構いらっしゃいますよ。
わたしも声出し(カメラマンの横で「オールスポーツ撮影中です」と声を出していること)してたらランナーの方に「ありがとう」とか「元気になった」「お姉さんもお疲れさま」とか…!
ランナーの皆さんも辛いのに、そう言ってくれると本当に嬉しいですね。

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※大会の撮影の様子。力強い走りをするランナーを捉えるカメラマンと声を出すディレクターの様子。

あと、そんなに多くはないのですが、わたしは現場に顔を出す方なので、そして顔写真とかも公開しているので見かけたら声をかけてください

トレイルランだとちょっとずつ知られてきたかもしれないですね。
たぶんトレイルランで声出す女ってそんなにいないので…笑

山の中で夜通し声出し続ける女ってそんなにいないと思うので、そこで知られてきたのかもしれないですね。
トレイルランの参加者の中には、このお姉さん前も見たことあるなと思ってくれる人も、少しづつ増えている気がします。
マラソンはさすがに…かな。

なのでぜひ声をかけてください!

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※トレイルランの夜間の撮影の写真。

トレイルランの声出しの井手さん

※カメラマンの横で声を出す井手さんの写真。


まとめ



たくさんのお話を井手さんありがとうございます!
前編、後編と2回にわたりお話をお聞きしました。個人的にとっても楽しい時間でした。

井手さんのいる営業と、わたしのいる開発は部署が異なるので、あまり大会の現場のお話を聞く機会が少ないのですが、井手さんはいつも「こういう大会ですよ」「こういう人が走ってるんですよ」「こんなことがあったんですよ」というエピソードをよく共有してくださいます。

ほぼ現場に出ることがないわたしとしては、そのお話が毎回楽しみだったりします!

いつもにこにこ笑顔の井手さん!
みなさんの参加する大会にもいらっしゃるかもしれません。

ぜひ見かけたら声をかけてくださいね。


それでは!
次回もお楽しみに!

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よろしくお願いします。


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