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【子宮筋腫について】入院〜手術

入院当日、病棟の案内をしてもらいながらとても心は落ちついていた。軽く検査や説明を受け、自分のベッドへ。

明日の朝には手術だが、まだ実感が無い。

そんな中、看護士さんからミッションがひとつだけ言い渡された。夕食後の夜から朝までのうちにOS-1を2本飲み切る事だ。
OS-1とは経口補水液の事で、手術前の喉の渇きと空腹感を満たしストレスを軽減したり、胃腸の働きが維持され栄養吸収の低下を防ぎ、手術後の回復に効果があるとされているのだとか。

朝、6時に電気がついて目が覚めた。意外とよく眠れた。血圧と体温を測り、浣腸をされた。
8時ごろになり必須となる弾性タイツを履き、手術着へ着替え、いざ!

…いや実感はまだ沸かない。なんならドキドキも全然しない。

いよいよ手術室へ移動する。通り道にある待合室では、母が不安そうにしていたが、いつも通りの感じで手を振って手術室へ移動した。

手術室エリアはとても広く。かっこいい近未来的な雰囲気で、ついついドラマみたいとワクワクしてしまった。

ついに手術室の中へ。
手術台の上に自分で寝転ぶと後は手際良く色々な物を装着させられた。背中は温かくされていてとても気持ちよかった。何かを(背中のは痛み止めを入れる管みたいなやつだったらしい)背中辺りに刺しますよ〜と言われたくらいでわたしの記憶は終わっている。


目が覚めると、主治医が筋腫をジップロックみたいなのに入れて持っていた。思ってたよりめちゃくちゃでかいし、多い。「18個とれましたよ」自慢げに見せてくれたが、わたしはぼんやりした頭で、(きもちわる…)と思いながら頷いた。

目を閉じてしばらくすると、看護士さんの「あぁやっと血圧が70くらいにはなったね。もうちょっと上がらないかなぁ」「今15時くらいか」という話声が聞こえた(15時?予定では午前中に終わるって言ってたのになぁ…)と考えながら母の心配をした。それにしても全身の力が入らない。

その間も看護士さんは、とにかく一生懸命温めたり、身体をさすったりしてくれていた。記憶は曖昧だが、とても優しさを感じた。

わたしなんかヤバそうだなぁ‥となんとなく察したが、とにかく身体がダルいので目を閉じた。




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