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365日ライカ:024 料理写真は寄って撮る。ライカQ2で

料理写真の基本は「自然光の、逆光で、寄って、撮る」

もちろん仕事で撮影する場合はともかく、普通にテーブルフォトを撮影するなら、自然光が入らないお店の方が多いでしょう。

また、器も含めた料理全体を見せたいこともあるでしょう。

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Leica Q2

しかし、基本は「自然光の、逆光で、寄って、撮る」であると認識し、そこからシチュエーションやニーズによって崩していくと迷いが少なくなると多います。

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Leica Q2

料理に寄ると何がいいのかというと、表面の水分の照り返しが目立ち、艶感が強調されるから。

…ではないかと思っています。

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Leica Q2

それが、いわゆる「シズル感」に通じるということです。

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Leica Q2

ここに掲載している写真よりも、さらに極端なクローズアップでもいいと思います。

となると必要になってくるのが、マクロで撮影できるレンズとカメラ

料理写真におすすめのカメラ

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Leica Q2

iPhone
カメラはめちゃくちゃ寄れるので個人的におすすめです。Lightroomのカメラ機能を使ってRAWで撮ると、後からかなり調整もできます。

GR
GRはいつでもポケットに入れて持ち運べるし、手軽にマクロ撮影ができるのでおすすめです。APS-Cなのでボケすぎないのも使いやすいポイントです。

ライカQ/ライカQ2
M型ライカは基本的に寄れないので、ライカのカメラで寄りの料理撮影をするにはライカQかライカQ2を選ぶことになると思います。

“「すごい! 寄れるよ」なんていう理由で感動しているのですから、ライカユーザーとはおかしなものです。”とはフォトヨドバシさんの弁ですが、まさにその通り。

ライカQ2で料理を撮る際の注意点と対策

しかし、ライカQ2はiPhoneやGRほどは寄れないので、必然的にRAWで後からトリミングするか、クロップ撮影を行うことになると思います。

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Leica Q2

また、ライカQ/ライカQ2のマクロ撮影時は開放がf1.7ではなくf2.8となります。

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Leica Q2

しかし、近接かつフルサイズセンサーということもあり、油断すると盛大にボケます。この写真なんかはもう少しピント範囲を広くするために絞るべき1枚だったと思います。

そういう時はf4〜f5.6あたりまで絞りますが、艶感が欲しい料理写真の場合、暗い店内でもISO感度は極力上げたくありません。

そこで便利なのが、手ぶれ補正。シャッタースピードを1/15辺りまで落として撮影することができるので、とても重宝しています。


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