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365日ライカ:093 Fuji fortiaというフィルム

「もう販売されていないフィルムを擬似体験できる」ということが、デジタルのフィルムシミュレーションのおもしろさの一つであると以前紹介しました。

そんな「もう販売されていないフィルム」の(僕にとっての)代表格が富士フイルムの「fortia」。

調べてみると、数量限定で販売されていたベルビアを超える高彩度のポジフィルムだったそうです。

「自然な色再現性よりも、印象的な原色再現性を重視した設計になっております」という説明の通り、100%でスタイル(フィルター)を適用すると、かなりビビッドになります。

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Leica M10-P, Apo-Summicron M 50mm ASPH.

そのため100%適用はしないのですが、薄めて使っても効果は抜群。

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Leica M10-P, Apo-Summicron M 50mm ASPH.

特にグリーンにシアンがかかって、初夏の緑のように青々と輝きます。

ここぞというところで、隠し味のように使いたいフィルターです。

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Leica M10-P, Apo-Summicron M 50mm ASPH.

緑以外の箇所に適用してみると、確かにポジフィルムらしさが感じられます。

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Leica M10-P, Apo-Summicron M 50mm ASPH.

使ったことのないフィルムですが、そのキャラクターをなんとなく把握できているというこの状況は、やっぱりおもしろいですね。

僕が利用しているCapture Oneスタイルはこちら。

気になる方はぜひご覧になってみてください。


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