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わたしに無かったものが在る

余裕と余白を手に入れてから、『仕事と時間とわたし』この3つの点を線で結び直してみた。人生の棚卸はこの数年かけてしてみたが、今回の目的は仕事の棚卸をすることにあった。

先日10年ぶりぐらいに履歴書を書いてみた。学生達の履歴書を見ることはあっても、自分の履歴書を作成するなんて何年ぶりのことだろう。

何年振りかの履歴書を書き、次に調べてみたものが求人情報だった。そして、それを念入りに調べてみて、私は大きなショックを抱いた。
募集要項に経験1年以上、経験者優遇、販売士資格、そういった文字が私の目の前でキラキラと輝きを放っていたのだ。

2020年7月までの私は、自分が出来る仕事をしてきたし、その中での経験もある程度は積み重ねてきた。

一つ一つの点を見直し、次その点の向かう先を探ったとき、今私がしたいことと、過去私がしてきたこと、この2つに大きな隔たりがあり、それは深く広い海みたいなもので、そこをどうやって泳ぎ終えるのか?そこを今悩んでいる。


私が積み重ねてきた経験は、私がしたいことには必要がない経験で、そして、私がしたいことの経験を私は積み重ねて無かったのだ。

今私が必要とする経験が、今の私には無かった。
そして、無いことが在ることに茫然としてしまった。

§

私はずっとアイ・can で仕事をしてきた。でも、今私が求めているのは、アイ・wantなのだ。
canからwantへの移行をいかようにやり終えるのか?それが今の私の課題でもある。

そこで、私が考えたことは、自分のリアルな他者存在の人間たちへ、『わたし、これがやりたい!』と大声で吠えまくることを決めた。
その吠え声を聞いてくれた誰かが、違うどこかで耳にした情報を私に届けてくれるかもしれないと考えたのだ。
吠えまくることで自分の望みとなるものを引き寄せる!その意気込みも持っている。

植物に携わる仕事をしたい!

花や緑に携わる仕事をしたい!

香りに携わる仕事をしたい!

言葉に携わる仕事をしたい!

本に携わる仕事をしたい!

言葉で表現したい!

書きたい!

今私が思い当たることは、ざっとこんなものかもしれない。
私が続けてきた仕事は、社労士と産業カウンセラーの仕事で、今私がしたい仕事と全く関連性がないことは分かっていただけただろうか。

でも、

私には経験は無かったかもしれないが、今の私の腕の中には、希望の花束を抱える自分自身が存在していることは、自信をもって言える。



☆余談:この時期になってくると、事務の仕事で年末調整入力というものがある。そこには年末調整経験者限定!の文字が躍っていた。
『年末調整』と言えば、毎年毎年税理士と共に経験してきた仕事の一つだ。
入力のみならず、根拠や理屈に頭を抱え悩みもしてきた。そういった経験は、そこで多いに役立ってくれるのだろう。
でも、『事務なんて飽きるほどやってきた…もうやりたくない』もう一人の私がポツリと呟いた。

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