(2)なぜ最初からゼネコンに入らなかったのか~なぜ医療機器メーカーに入ったのか
Written by 病院建築note(医療機器出身のゼネコン社員)
私はこれまで3社経験しています。
1社目 食品メーカー
2社目 医療機器メーカー
3社目 ゼネコン(現職)
前回は食品メーカーに入った理由を書いたので、今回は医療機器メーカーに入った理由について書きたいと思います。
■「より直接的に」人の健康に関わりたいと思ったから。
医療機器の営業であれば、食品メーカーの営業よりもよりダイレクトに人の健康に関わることができると思いました。
医療機器の営業は、人の命に関わる製品を社会に広めることができます。
また実際に月10回程度手術にも立ち会い、手術中の医師から意見を求められたり、適切な使い方をアドバイスしたりできます。
人の命に関わることなので、人の為の製品しか存在しない医療機器という製品とその紹介の仕方にも魅力を感じました。
よりダイレクトに人の健康への貢献が実感できる。
これは入社してからも変わりはなく、医師や看護師、事務の方からも頼って頂ける非常に充実した日々でした。
■なぜMRではなく、医療機器営業だったのか。
同じ医療に関わる仕事として薬の営業であるMRも思い浮かび、実際に選考も受けました。
その結果、医療機器を選んだ理由としては、医療機器営業の方が「病院組織」に対して営業することができるからです。
薬の価格は公定価格といって一律で決まっているので、MRは病院の事務と価格交渉はしません。
また医師に会うことがメインで看護師やコメディカルの方と関る必要もありません。
当たり前ですが自分の営業する薬でも飲むことはできませんので書類を元に医師に紹介します。
しかし医療機器の営業の業務は医師への製品紹介に留まりません。
手術の立会、故障対応、事務との価格交渉、医療機器を準備する看護師へのレクチャー、新しい手技の普及、包括提案、製品開発協力、学会対応、出張オペ対応、未入金の取り立て等 何でもやりました。
また私が扱っていた製品は一つの病院でも手術室、外来、病棟いたるところに入っていますので、「病院組織全体」に関わることできます。
医療機器は手に取ることができる「道具」です。触った人しか分からない独特の使用感などしっかり準備すれば私でも医師から感謝して頂けるような説明ができます。
そういった製品を「病院組織」に提案できることが医療機器営業の魅力です。
上記の理由から、食品メーカーから医療機器メーカーに転職を決意しました。
この職場で得たことは数え切れません。営業スキル・各部署との合意形成・債権回収・保守リースの知識。
病院の風習、意思決定プロセス。
魅力的な医師と方々と一緒に仕事ができました。
医療の大変さと尊さを目の当たりにしました。
全てが財産です。
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hospital architecture note
mail:07jp1080@gmail.com
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