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与謝野町でたくさんの出会いが生まれる場所。/植田友香理さん

皆さんこんにちは!
「与謝野町移住支援窓口-364-」です。
与謝野町に関わりがある方々にインタビューを行い、暮らしや日常に関する情報を発信します。
第3弾は、与謝野町で子育て支援に関わっている、有限会社植田建築の植田友香理さんに与謝野町での暮らしについてお話を伺いました。

▽与謝野町移住支援窓口-364-とは
「特別な日より、日常を伝える」をコンセプトに掲げ、与謝野町への移住促進につながる多様な関わり方を提案させていただきます。1年は365日ありますが、観光やイベントなどで与謝野町を訪れたり 関わったりするようないわゆる「特別な1日」よりも、それ以外の「364日の与謝野町の日常」に関する情報を移住希望者にお届けしたいという想いを込めて「364(さんろくよん)」と名付けました。

(写真右)植田 友香理(うえだ ゆかり)
宮津市栗田出身。20年程前にUターン。
与謝野町で木に囲まれた場「スタジオき」を運営し、森との暮らしを提案している/岩滝子育て支援センター、加悦子育て支援センターの運営を行う特定非営利活動法人まるっと丹育の副代表理事/与謝野町移住・定住アンバサダー


■与謝野町での活動について


-植田さんは与謝野町でどんなことをされているのですか?

与謝野町で木に囲まれた場「スタジオき」を運営しています。「スタジオき」は、 2005年2月に開設。同年9月1日にオープンしました。
お客様のつぶやきを拾いながら、今の「スタジオき」はできました。
夫が経営している植田建築のショールームとしてだけでなく、地域のコミュニティとしての役割や、さまざまな世代へ向けた環境や健康など暮らしの提案をさせていただいています。

-「スタジオき」について詳しく教えて下さい

1階は、カフェをしたり、講座やワークショップを開いたり、多機能な活用をしています。それ以外にも、環境や健康に役立つ商品を取り扱うセレクトショップでもあります。
2階やロフトは、レンタルスペースとして、1時間550円でお貸ししていて、絵本や木のおもちゃなどがあり、子どもたちに大変人気です。

また、イベントを定期開催しています。

『森と暮らす子ども時間』
『おやこきっちん料理教室』
『多世代交流~編み物カフェ』
『アドラー心理学の子育て講座パセージ』
『近くの森の木を使った木工教室』

どの講座も、定期開催をしている大人気のイベントや講座です。

2階には子供たちが遊べるスペースが。
秘密基地のような、子供たちにとってはワクワクする空間。
お母さんは1階でゆっくりと講座などを受けることができます。


■定期開催をしているイベントとは?


-イベントについて詳しく教えて下さい!

2018年から始まった『森と暮らす子ども時間』は、月一回与謝野町内の森の中で、3歳から15歳までの子ども達が、多様性の中で、生きる力を身に付けていくことをアドラー心理学に基づいてサポートしています。

森に入ると、子どもたちは自分の身は自分で守る。だからこそ、本当の優しさや協力し合う経験をする。森には、斜面や、ぬかるみ、でこぼこ、岩場など普段歩かない場所ばかり。怖さもあるけど、だからこそ自分の持っている力を試せるし、発揮できる楽しさがある。参加メンバーも変わると、自然と役割が変化します。

自力で急斜面を登っていく子どもたち

-すごい楽しそうで、学びがありそうですね!

そうなんです!森の中だからこそ見られる一面もあったりします。

例えば、いつもリーダーシップをとってくれていたA君がお休みした時、甘えん坊のB君が、今までに見せたことのないリーダーシップを発揮し、頼もしい一面を見せてくれました。
森での活動を通じて、子どもたちは自分の事をしっかりコントロールできる場面に出会います。森にいる仲間を大切にし、初めて参加の小さな子には手を添えたり、声をかけたりする。どの子も持ってる優しさを森は引き出してくれます。また、間伐材を少し伐採すると、森に光や風が入り明るくなります。森の環境が良くなると、子どもたちは自ら森へ遊びに行くようになります。

森の可能性は無限大。
子どもたちの可能性も無限大。

子どもたちが月一回森での活動を続けることで、森や子どもたちがどんどん元気になってきています。スタッフは多くの事を学ばせてもらっています。これからも子どもたちとの森での活動を通じて、生物多様性の中で生きること、社会と調和して暮らすことを、体験から学べる機会を作っていきたいと思います。

山の中ならではの遊び方を知るきっかけに

-他のイベントも気になります!

2016年から始まった、おやこきっちん料理教室は、地域のお料理上手なおばあちゃんに、いつも食べている季節のお料理を教えていただいています。

子育てが始まったばかりのお母さんとお父さんが、安心して地域の人とつながれる場所。お料理が苦手なお母さんとお父さんがゆっくり楽しめる場所。小さなお子さんを連れて参加できる料理教室です。

1歳くらいでも、一緒に包丁や、道具を使うことを楽しんでもらえるようにお手伝いさせていただいています。この日だけは、お昼ご飯をつくらなくてもよくて、子どもたちとゆっくり季節の美味しいものを作って、食べていただく時間になればと、開催しています。

一緒に包丁などを使って料理を作ります

-色々なキーワードで集まれる素敵な場所ですね!

その他にも編み物好きの地域の方とのご縁で始まった、編み物というキーワード、カフェというキーワードにピンときた方が参加できる『編み物カフェ』。
本当の子育て仲間づくりができる、アドラー心理学の子育て講座『パセージ』。
植田建築の棟梁が、本物の日本の木を活かすことを、職人の技術を伝承することも視野にいれながら開催する、近くの森の木を使った『木工教室』。

色々なイベントを行っているので気軽に参加していただけたら嬉しいです。


■最後に

-ところでイベントははなぜ始まったのですか?

「スタジオき」に興味を持ってくださる方、来られるお客様のつぶやきを拾っていたら、気づいたら、沢山イベントを開催していました(笑)。
みなさんが必要とされるイベントが続いていますし、大変人気があります。

人の役に立つことって、相手を知ること、自分を知ることから始まるのかな?と。相手が求めていることの中で、私にできることを形にしていっているように思います。

出来ることがあるって、幸せなことです。

-素敵ですね!最後に移住者の方へメッセージをお願いします。

「スタジオき」が気軽に行ける場所のひとつになれたらと思います。

子育てはお母さん、お父さん同士が友達になるのが大事。
「スタジオき」やイベントを通して、気の合う人に出会えたり、元気になれるきっかけのひとつになればと思っています。

何かを新しく始めたい人がチャレンジできる場になれば嬉しいです。
「スタジオき」を使って、やりたいことを実現してみませんか?
カフェやイベント企画などがあればお気軽にお声掛けください!

少しでもみなさんのお役に立てることがあったら嬉しいです♪


▽聴き手:髙橋友樹、原かづさ
インタビュー中、笑顔でお話されているのが印象的でした!
記事以外の部分でも子育てに対する熱い思いをお話されていて、与謝野町の子育て世代の方々にとって、安心できる存在なんだろうなと感じました。(髙橋)

私が初めてゆかりさんに会ったのは2ヶ月前。その間で4回もお会いする機会がありました。それだけ、ゆかりさんはアクティブに活動されてます。インタビューさせていただいて、ゆかりさんの人生の歴史を少し知る事が出来たなーと。これからの活躍も楽しみにしてます。(原)

■関連リンク

有限会社 植田建築 - 公式サイト

スタジオき - 公式Instagram

スタジオき - 公式サイト

特定非営利活動法人まるっと丹育 - 公式サイト 

▽オンライン移住窓口【SUMOUT】

▽株式会社ローカルフラッグ


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