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みちのく潮風トレイル コースガイド 29/50 陸前高田市/気仙沼市 西下駅~道の駅高田松原~唐桑郵便局前

こんにちは。岩手県宮古市あたりを中心に、みちのく潮風トレイルや三陸ジオパークのガイドをしている人です。みちのく潮風トレイルは南下と北行それぞれの向きで全線を2回踏破しています。
ゲストハウス3710というゲストハウスもやっています。宿泊に限らず宮古市に来たらぜひお立ち寄りください。

この記事は、みちのく潮風トレイルを実際に歩いた経験と写真などに基づく、コースガイドです。全線を50セクションに区切って紹介しています。八戸から南下(SOBO)での紹介をしていきますが、分かりづらい場所などは、なるべく逆向きからの写真も織り交ぜて紹介していきます。ルートが分かりづらい場所の写真には矢印を描き入れています。矢印はあえて手描きの書き殴ったようなへたくそな描き方をしています。きれいに描くよりそのほうが伝わりやすい感じがするからです。

北のスタート1番目の八戸セクションと最後の50番目の相馬セクション、この2つの記事はお試し版として無料公開しています。それ以外の記事は有料記事となります。各記事の序盤だけはお試しで無料にしていますので、続きを読む際には課金をお願いしています。

各記事は、何年もかけて、何度もルート上を両方向から歩き続けていて、現在もなるべく常に最新の情報への更新を心掛けていますので、そのためのご支援としてご理解ください。

記事は一つずつ購入だと1記事あたり200円です。また、全線の50記事をセットにしたマガジン形式で一括購入も出来ます。一括購入の場合には5,000円に割引していますので、一記事あたりは約105円となります。
購入済の記事がすでにある場合も、一括購入は必ず5,000円です。

みちのく潮風トレイル全線コースガイド(有料記事)↓

基本的にはセクションハイクを想定した情報を提供しています。テント泊の情報は、公式のデータブックやトレイルサポーターの情報が参考になりますので、あまり掲載していません。(公式にテントを張っていいと認められている場所は紹介を入れることがあります)

(この記事は2023年10月時点での情報で書いています。あくまで記載の情報は目安として、各自の自己責任にて充分な調査や計画のうえで行動に臨んでください。記載内容の正確性や、記載内容を参考にしたことにより生じたトラブルや事故等について、当方は一切責任を負いかねますのでご了承ください)


■西下駅~脇ノ沢駅

みちのく潮風トレイル岩手県 陸前高田市 大船渡線BRTの西下駅から、道の駅高田松原を経て、宮城県の気仙沼市に入る区間を紹介します。

この区間は、ほぼすべて舗装路になります。最初の箱根山を除いてアップダウンもほとんどありません。陸前高田市の被災エリアを広田湾に沿って進むので、岩手県の津波伝承館もありますし、北から歩いてきた場合には、これまででもっとも震災被害のことを感じられるエリアの一つかと思います。南から来た場合も、東日本大震災関連の総合的な施設としては最も整っている施設だと思いますので、できるだけ、立ち寄っていただきたいです(基本的には岩手県の情報が中心となりますが)。

この区間は、おおむね大船渡線BRTが並走していますので、前後の距離は調整しやすいと思います。
陸前高田の市街地はトレイルから少し内陸に離れて20分ほど入ったあたりで、商業施設のアバッセたかたとBRT陸前高田駅があります。そのあたりでセクションを区切ってもよろしいと思います。
気仙沼市に入ってからは、実質的には、唐桑半島に入る前のBRT唐桑大沢駅が区切りになることが多いでしょう。そこから唐桑半島と気仙沼大島方面のルート沿いはBRTが並走しておらず、陸前高田方面からは移動しづらくなるためです。

セクションハイクであれば、唐桑半島と気仙沼大島の周回はそれぞれ別日程にして、先に気仙沼市街地まで歩き通してしまうというのも選択肢です。
スルーハイクの場合は、唐桑半島と気仙沼大島に宿泊施設がいくつかあり、唐桑半島の先端の御崎にはキャンプ場があるので、そのあたりが拠点になってくるかと思います。
西下駅付近から高田松原まで2時間強、高田松原から唐桑半島の入り口まで4時間、あわせて6時間ほどが目安になると思います。アバッセや震災伝承館に寄るなら、それだけ寄り道時間も加味が必要です。

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