サッカーってジャズなんじゃなかろうか
先週、映画「BLUE GIANT」を観てきました。
元ジャズ研なので刺さるシーンが色々多すぎてしんどかったです。
原作未履修で観ましたが、翌々日には無印10巻読了してました…。
原作を何周かしてもう一度映画観に行こうと思ってます。
シュプリームとエクスプローラーもそのうち読まないと、
てかもう買ってもいいかな…。
で、ジャズでふと思い出したのですが、
2020年のギラヴァンツ特集でKBC長岡アナが
「創造性あふれるジャズサッカー」
とコメントしていました。ここで言う「ジャズ」ってどういう意味なんでしょう?
一般的なイメージだと「自由」「臨機応変」といった意味だと思います、たぶん。
有機的に絡み合ってゴールを生み出すとかそういう感じですかね?(ふんわりした表現)
でも、サッカーもジャズも「自由」なんでしょうか?
①ジャズって自由じゃない
ジャズと聞いて皆さん思い浮かべるのはなんでしょう?
「大人な」「バーとかで流れている」「お酒が似合う」
とかいろいろあると思いますけど、一番特徴的なのは
「自由なアドリブ」
(とりあえず一番好きな演奏を参考として)
ではないかと思います。
なんかよくわからんけど自由に演奏しててかっけー!
譜面ないのになんでいろいろかみ合ってるんだ!
といったところでしょうか。
でも実は完全に自由ではないです。
アドリブには一定の決まり事があって、
・このコード(和音)の時にはこの音が使える。
・このコード進行(和音の移り変わり)の時にはこの音が使える。
・この曲のキー(基本となる調)ではこの音が使える。
という風に一定の決まり事の中では自由に演奏します。
もうちょっと詳しく…は話が長くなるので止めておきます。
「BLUE GIANT」の原作でも雪祈が大にたいして
ていうシーンがありますがあれです。
つまり…
【ジャズは一定の決まり事の範囲内で、
プレイヤーがその時その時に
最適な音を瞬時に選んで演奏している】
ということですね。
②サッカーも自由じゃない
自分はサッカーを見始めて6年ぐらいで戦術はさっぱりわかりませんが
チームスポーツで決まり事が多い競技だなと、何となく感じています。
…いや実際はどういう決まり事があるとかまでは分からないんですけど(汗
2020年シーズンのギラヴァンツ北九州で言えば
・前線からプレスをかける。空いたスぺースはスライドして埋める。
・サイドバックが上がったらボランチが1枚降り最終ラインを固める。
と自分が分かるレベルですが、一定の決まり事の中でプレーしていました。
いや、基本の「き」な決まり事なんでしょうけど。。。
つまり…
【サッカーは一定の決まり事の範囲内で、
プレイヤーががその時その時に
最適な選択を瞬時に選んでプレーしている】
ということですね。
あれ?
これってジャズと一緒では?
…サッカーってジャズじゃん!
そういうことです、多分。
※所謂「〇〇人頼みのクソサッカー」みたいに個の力に任せで
ぶん殴ってくるチームもありますけどそれもまたそれですよね。
強烈なフロントマンとそれを支えるリズムセクションがいるバンドみたいで
「あいつなら何かやってくれる!」って魅力があり羨ましいです
戦いは金だよ兄貴…。
③じゃあ良いジャズ奏者、サッカー選手の条件ってなんだろう?
ジャズ≒サッカーとすると
・一定の枠組み内において、どれだけのプレーのパターンを備えているか。
・そのプレーのパターンを、どれだけ素早く選んで出すことができるか。
・かつ、そのプレーの先のイメージをプレイヤー同士共有できているか。
・音で、ボールで会話・コミュニケーションがとれているか。
これにつきると思います。
試合ごとに、シチュエーションごとに、そのレーンやエリアごとで、
対峙しているそれぞれの選手がそれぞれの考えのもとで
最適なプレーを選択する。
そしてその最適なプレーの選択ががっちりかみ合ったときに
ぶわっと脳汁がでる最高の瞬間がおとずれるんだと思います。
この2:20あたりからの同点ゴールなんかもうね…2022ベストゴール。
まとめ サッカーはジャズだ!ライブ行こうぜ!!
試合結果だけみるとどうしても勝敗という形になってしまいます。
が、その時その時の選手たちが一瞬で選択したプレー。
そのプレーはその試合でしか見れません。
同じプレーは二度と見れません。
ダゾーンでは写しきれません。
音楽も
ビールも
サッカーも
生が一番ですよ!
スタジアムに行きましょう!
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