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サラリーマンは起業の前に「評価の分散」をした方が良いと思う。

前に勤めていた会社の同僚から相談を受けました。

「上司とソリが合わず、フリーランスとして起業を考えている」
とのこと。
毎日ストレスを感じるし、来年の給与査定も心配だと話していました。

この気持ちは、すごく分かります。
僕も、過去に様々なタイプの上司と仕事をしてきました。
結構ツラい思いをしていた時期もあります。
でも「すぐに起業をするのはやめておいた方が良い」と伝えました。


稼ぎを決める「評価者」は誰か?

サラリーマンとフリーランスに分けて考えてみます。

サラリーマンの場合、査定をするのは上司です。
そして、直属の上司は、原則ひとり。
つまり、サラリーマンの稼ぎは「ひとりの上司」の評価で決まります。
これは、転職しても同じ構造です。

一方、起業したりフリーランスの場合、複数の取引先があるのが普通です。
つまり、稼ぎは「取引先全て」の評価が積み上がります。

まとめると、以下のようになります。

【サラリーマンとフリーランスの違い】
サラリーマンの稼ぎ・・・上司ひとりの評価(成果が出ても稼げないかも・・・)
フリーランスの稼ぎ・・・取引先全ての評価(成果を出すほど稼ぎが増える)

フリーランスは、頑張れば頑張るほど稼ぎが増えるのは事実だと思います。
しかし、そのためには「複数の取引先」を確保しておく必要があるのです。


フリーランスで稼ぎ続けるためには?

僕の同僚は、デスクワークが多い専門職。
実力も申し分ありません。
「すぐに起業をするのはやめておいた方が良い」と伝えたのは、
彼の実力を知ってもらうための準備が必要だと思ったからです。

その準備とは何か?
ズバリ「評価の分散」です。
起業前に評価者を増やして、リスク分散すべきだと思ったのです。

SNS、ブログ、noteなどでの「情報発信」
会社以外のコミュニティに顔を出して「知名度向上」
副業やボランティアによる「ネットワーク作り」
など、評価者を増やす方法は、たくさんあります。


最後に、一本取られた

・・・と、元同僚に話をしたところ、さすがは切れ者です。

「アドバイスありがとう。じゃあ、独立したら仕事ちょうだいね」と一言。

う~ん、見事です。
相談だと思ったら、将来の独立を見越した営業活動だったのです!
確かに、自分を評価してくれるのは、一緒に仕事をした人ですよね。


また一緒に仕事できると思うと楽しみになりました。

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