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記事執筆回想録

はじめに

こんにちは.マネーフォワードCTO室AI推進部の梅田です.
昨年から技術専門雑誌の『日経ソフトウエア』に統計関連の記事執筆をさせてもらっています.(日経BPさま,いつも本当にありがとうございますmm)
2023年5月現在,通算で3本の記事を書かせてもらいました.今でこそ多少慣れてきた(書いているときは大変!)のですが,マネーフォワードに入社するまでこのような経験はなく,自分にとってかなりチャレンジングな体験でした.
今回は,これまでの雑誌執筆の裏側とともに,自分なりに得られた教訓を紹介していきます.

きっかけ

「統計学の記事執筆依頼が来ているんですけど,興味ある人いますか?」.社内の広報から,そんな連絡がありました.それを見た同僚から,「たしか大学で統計やってたよね?どう?」と紹介してもらいました.

大学時代,たしかに統計科学研究室にいた私ですが,アルバイトに明け暮れて,ゼミの度に教授を怒らせていたあの頃…(先生,ほんとにすみません)

「こんなチャンス,なかなかないよなあ〜…」
「でもそもそも書けるのか,おれ!!?」
「とりあえず,話だけでも…モゴモゴ…」

当時のリアクション

かくして,はじまりました.

教訓1:チャンスが目の前に転がってたら,とりあえず手を挙げよ!!!

編集担当者と対面

いろいろ不安を抱えつつ,編集者のかたと顔合わせ.

自宅にてzoomにて


記事の概要と納期,契約関連を一通り確認.
「なるほどなるほど.この内容ならいけそうかな?」
「編集者さんも話しやすそうだし!」
「やります!!やらせてください!!」

教訓2:編集者さんとの話しやすい雰囲気が大事!!!(for 忖度なし)

実際の執筆工程

執筆工程は,おおまかに以下のとおりです.

  1. ざっくりしたアウトラインを編集担当者からもらう

  2. アウトラインをベースに記事全体の方向性のすり合わせ(担当者とMTG)

  3. 執筆対象の分野をリサーチ

  4. 各章の内容と分析テーマのディスカッション(担当者とMTG)

  5. 分析に使用するデータの準備

  6. 初稿提出

  7. 編集担当者さんのレビュー・質問・修正依頼に対応

  8. ゲラの確認

  9. 発売を待つ


1・2では,「記事を通して,なにを伝えたいか?」(What)
3・4では,「対象分野をどうやってわかりやすく伝えるか?」(How)
を定義して,5以降で作業していきます.

特に検定や因果推論は奥が深く,どこまで詳しく書くのか非常に悩ましいテーマでした.常に「読者にどう映るのか?」という視点で自分の制作物を観察する姿勢は,弊社のValueである”User Focus”に相通ずるものを感じました.

読者に思いを馳せる

教訓3:文章にもUser Focusを!!!

参考)マネーフォワードのValue:https://corp.moneyforward.com/aboutus/mission/

おわりに

執筆活動全体を通して感じた個人的なメリットとしては,

  • 特定分野を学び直せる

  • 文章構成力が上がる

  • わかりやすい対外的な実績になる

といった点がよかったです.
勇気を出して挑戦した甲斐がありました.

このような機会をくださった日経BPさまと編集担当のWさん,いつもレビューをしてくれる同僚の皆様,本当にありがとうございます.


◇発売した書籍


最新号発売しました!!!


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