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大人、本気の潮干狩り

さぁ、潮干狩りシーズンが到来しています。

今回は、キャンプ仲間4家族から、各家族代表1名参加の大人の潮干狩りです。マティ家代表はmotherマティ。親友はーちゃんと参戦してまいりました。いつもどんなときも、私たちは本気でイベントに挑みます。

その中の、キャンプもプロだけど潮干狩りもプロのえっさんが、手取り足取り助言をして下さり、潮干狩り初心者の私はその助言を忠実に守りながら色々と準備しました。


今回どのくらい潮干狩りに本気を出しているか、
一つずつ紹介していきたいと思います。

目的地は、
三河湾に浮かぶ無人島、梶島かじしまです。
潮干狩り場所までは漁船に乗って向かいます。


もう、船を乗る事自体が本気です。
そしてそれは、前日からスタートするのです。



潮干狩りは前日から始まっている



渡船乗り場の場所取りは前日にします。
それなりの距離があるこの場所。
慣れたえっさんは、
「ちょっと行ってくるわ〜」
とそんなノリで行ってくれました。
以前の参考写真は夜だったのに、


前日に送られてきた写真は

明るかったです。絶対午前中。
なぜならえっさんは、場所取りの帰りに別の場所で、

ハマグリを採ってきたとのことですから。
そしてその殆どを配るのだそうです。
貝をとる事が本当に好きらしいです。


しかし、早くもずらっと並ぶカゴを見ると、えっさんに負けず劣らず周りの本気度もすごい。


次は自分の番


私も本気を出します。えっさん指定のYouTubeを観て潮干狩りの極意を学び、持ち物を充実させます。

準備はどのようにしたらいいかえっさんに質問したら、下の写真が送られてきました。
椅子なんて要りません。直座りです。
という事で、ウェーダーを購入しました。
ウェーダーとは、別名胴付長靴と言います。

えっさん提供の写真


もっとわかりやすく言うと、ゴム製のオーバーオール長靴付きと言ったところでしょうか。
なので、長靴に水が入る事を気にするストレスがなく、夢中になって作業ができます。
しかし長靴の大きさと共にオーバーオールも大きくなるので、大足な私は胴体の部分がガバガバになるという現象が起きます。でも、寒くて着込むのでどうって事ないです。


あとは、厚手のゴム手袋が必須です。貝で手を切ってしまう可能性があるので、厚手をオススメします。
また、上の写真をしっかり見るとわかるのですが、胴付長靴同様、腕付手袋とでもいうのでしょうか。ゴム手袋のそのまた先に腕まで覆えるビニールが付いたタイプがオススメです。長袖を着ているので腕まくりしなくて済み、水濡れ防止、寒さ、紫外線対策はバッチリです。
今やオシャレも楽しめるworkmanで、全てが揃います。近くのworkmanがいつの間にかworkman plusに変わっていたのでこれまた感激しました。


あとは熊手とカゴがあればアサリを採るだけです。バケツだとぷかぷか浮いてしまうので、これも上の写真にあるような、網網のカゴがオススメです。

さぁこれで、心構えと準備は万端となりました。
しかし…


ここまで準備をしても、当日朝まで潮干狩りができるかわからない


冒頭でも言いましたが、この島までは漁船で向かうので、海の状況によっては出航できず中止になる場合があります。前日は強風で中止になっていました。全ては運です。
でも私はそよ風晴れ女です。

やたーーー!



干潮時間に合わせられた出航時間です。
出発まで余裕があります。
と、初心者はそう思うのです。



出航2時間前には現地に到着せよ

9:30に出発して11:00着の私とはーちゃん。
完全に出遅れ組です。
現地に着くと、駐車場はほぼ満車、チケット売り場は長蛇の列でした。
私たちが出発して間もなく、
「着いたからチケット買っておきます」
とのLINEがえっさんより届きました。
早っ‼︎と思いましたが、着いてこの列を見て、その訳がわかりました。
プロは、2時間前には現地に到着しています。

この列は先にも後にもずっと続いています


現地に着いたらやる事

到着したらやる事はたくさんあります。
場所取りとチケットを買っておいてくれたえっさんのおかげで全てがスムーズにいきました。


その1. ウェーダーを着る前にトイレに行く事
島に渡ったら3時間はアサリを採ります。
島にある簡易トイレ、私はおそらく入れません。

その2. 塩抜き用の海水を入れる
アサリの塩抜きには、手作りの塩水より現地の海水が一番です。
ここは、蛇口から海水が汲める場所があります。
帰りは行列だそうで、着いたらまず持参したボトルに持ち帰る海水を入れておきます。
待ち時間の有効活用です。

ボトルは持参します


その3. コンビニで買ったおにぎりを食べます
と言いたいところですが、出遅れの私たちにそんな時間はありません。

その4.ウェーダーを着て道具を持って、渡船乗り場に並びます
チケット売り場に続き、渡船乗り場までかなりの行列です。えっさんのおかげで我らは先頭のほうで乗船できます。

行列〜



いざ、無人島へ

6〜7分で着きます。
ここからはアサリ採りの勝負のため、写真激減です。

無人島に着いたらえっさんオススメスポットでアサリ採り開始です。
特に理由はないですが、登場していないあともう一人を含め4人で行ったのですが、荷物を置いたらそれぞれ黙々と採り始めます。

初心者は私だけなので、えっさんがコツを教えてくれました。

1.岩をどける
2.熊手で2、3回ホリホリして手で砂を掬い上げる
3.砂を掬い上げてアサリがいなかったらそこにはいない

それを忠実に守り転々としながら採っていきました。アサリを見つけると、大粒な物が多くて感激です。
でも、掘れば出てくると言った感じでもなく、なかなかカゴが一杯になりません。

はーちゃんは、一定の場所からあまり動いておらず、半ば諦めてるのかな?と思いました。


そろそろ帰りの漁船が出始める頃、周りからこんな声が聞こえてきます。


「おまえ、うっまいなー。そんなにおった?」

「今日はいつもよりおらんなー。」


初心者すぎて見つけられないのかと思っていましたが、やっぱり今日はアサリがおらん日だったんだと少し安心しました。

しかし、上手いという言葉に引っ掛かり、アサリ採りに上手い下手があるのか?…と、そのうっまい人のカゴを見たら、今日はおらんって言っとりましたよね?と私は心の中で突っ込みを入れた。
ハマグリのような大きさのアサリがカゴ一杯入っとります。

そこで、私はハッとして周りを見渡しました。
うっまい人まではいきませんが、みんなそれなりにカゴ一杯にアサリがおります。
それに、私みたいにのそのそ掘ってないで、2本の腕が常に高速で動いており、ほりほりホィッホィッとアサリをカゴに入れていきます。

しまった…ここでも出遅れた…

そこからピッチをあげてホリホリしていきますが、なかなか見つけられません。
時、既に遅し…。
最終漁船の出発の合図が入ります。


荷物置き場に4人で集合すると、殆ど場所を動いていなかったはーちゃんが、一番採ってました。
私以外の3人はおそらく6キロ以上。私は2キロくらいの量だと推測されます。


ははーん。


潮干狩りはレジャーではなく、もはや競技である


潮干狩りは、心理戦であることを学びました。
アサリと、周りの人との戦いです。
私は純粋無垢にとても楽しんでいました。
「わーい!アサリいたー!」って。
今や、予選落ちした気分です。




今こんな気分

帰りの漁船乗り場の行列

みんなにバレないように酷く落ち込んでいたのですが、えっさんもはーちゃんも、何だか私を励ましてくれている感じでした。
陸に着いたらアサリを採る事だけが好きなえっさんが、アサリを分け与えてくれました。
アサリが増えて、やたーーー!!
なんて思わないけど…
落ち込んでるの、バレとるやーん。
潮干狩りでこんなに落ち込む人、いる??



そして私は貝になった

やりたいと思った事はひとまずやってみるのが私。やってみるもほぼ素質ないのが私。
そんな事は随分昔から知っていたけど、まさか、40代になって貝を採るのも下手と知る事になるとは…
心、そっ閉じします。
貝殻の中は静かで心地良いです。



落ち込んでる暇はない

潮干狩りの片付けは、キャンプよりも大変だと知りました。
何よりも、大切なアサリを美味しく頂きたい。

持ち帰った海水で一晩塩抜きします
翌朝塩抜きされたアサリたち





この経験に学べ

来年は、3月の解禁日に有給を取って行こうと最後は4人(3人)で盛り上がっていました。
掘ればアサリが出てくるらしいです。
私は、それでも採れなければ…という不安に駆られながら、アサリと人との心理戦、楽しもうじゃないか‼︎と、心の中で少し思ったのでした。


翌日職場で

「マティさん、昨日は旦那がお世話になりました。マティさん、めっっちゃ落ち込んでたって旦那が言ってましたよー」

そう、登場しなかったもう一人は、職場の後輩の旦那様でした。
私はどんな顔をしていたのでしょうか。
落ち込んでるって…
皆んなにバレてたーーー





この度は長文お付き合いありがとうございました。

                 ☺︎マティ☺︎

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