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【負けた時対応1】自分がゴールするまで続けたい

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負けた時に子どもが泣いちゃう
なんてことは当たり前のことだと思います。
ほかにも
・怒る
・ふてくされる
・しょげる
など、いろんな反応があります。
負けるのは、大人でも嫌ですからね〜😟
ましてや子どもなら
なおさらです。

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今回は、負けた時の
子どもの反応の一つ

ゲームで負けても
自分がゴールするまで
続けたがる

という場合の対応について
お話しします。

🎲わが家の例:負けた時のパターンその1

これは我が家の例なんですけど、
兄弟2人と両親の4人👨‍👩‍👦‍👦ですごろくで遊んでいて、
例えばお兄ちゃんが1位になった。

本来はそこでゲーム終了なんですが、
弟が「最後までやろう」と言い出した、
というシチュエーションです。

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🎲考えられる2つの対応

1つ目は「じゃあ続きをやろう
と言って続けちゃう。

2つ目は
これは、終わりにして、次のゲームをやろう
と言って終わらせちゃう。

家庭によって、その時のシチュエーションによって
ケースバイケースだと思います。

🎲私の基本的なスタンス

ただ、これまでの私の経験
つまり、2人の息子の子育てと
家族向けのゲーム会を毎月開催したり
児童館などで小学生のゲーム会をしてきた経験から言うと

1位が決まった時点で
ゲームを終わらせてしまった方が良い場合が多い

と考えています。

🎲よくあるパターン

先ほどの例で言うと
一人目がゴールして1位🥇が決まって、
ゲームから抜けます。

残った3人でゲームを続けて
2人目がゴールして2位🥈が決まって
ゲームから抜けます。

さらに残った2人で続けると
自分が🎲サイコロ振って自分の♟コマ動かして
相手も🎲サイコロ振って相手の♟コマ動かして
また、🎲サイコロ振って…

って、ほとんど作業みたいになってしまって
面白くないんですね。

🎲なんで面白くないんだろう

・1位を決めるまでが一番盛り上がる部分で、そこが終わっちゃってるから
・すでに「負けた」気分なので、それを引きずってしまう😟
・人数が減っちゃってさびしいし
・勝った子はその場を離れて別のことをしているし
・そっちの方が面白そうだし
・むしろなんで続けてるんだろう?という感じになりがちです。
・逆に勝って抜けた子も、終わるのを待っていなくちゃいけない
・負けているプレーヤーほどゴールまで遠い

🎲テーブルを囲んで一緒にゲームで遊ぶ楽しさ

・ゲームのあいだ、参加者の表情や会話、反応などを含めて、時間や体験をみんなで共有するのが楽しい
・ゲームの結果、つまり勝ち負けをみんなで共有するのが楽しい(「勝ったー!」とか「負けたー!」とか)。

その楽しさが削がれてしまうわけですね。

🎲「1位が決まったら終了!」方式のメリット

・プレイヤー全員が最後まで参加できるので楽しい
・1位が決まった!という一番盛り上がった状況で終われる
・「負けた」気分を必要以上に味わわなくて済む
・集中力が散漫にならない=ゲームで遊ぶ雰囲気を維持できる
・すぐに次のゲームができる=モードチェンジ、気分転換
・みんなで片付けができる

🎲子どもにどう説明するか

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ここが一番大変なところですよね〜

1つめの方法は
「そういうルールだよ」
と説明する。

もちろん、ルールにそう書いてあるという前提ですが。

「ルールによると
1位が決まった時点でゲーム終了で
あとはゴールから近い順だよ」
といった感じです。

実際、ドイツの子どもゲームは、
1位が決まった時点でゲームが終了して
全員が一緒にゲームを終える形に
なっているものがほとんどです。

これで納得してもらえるのが理想ですね。

2つめの方法は
「これはもう終わりにして、次のゲームをやろう!」
と促す。

その子の好きなゲームや
得意なゲームの名前を言うのも有効です。

子どもゲームに
プレイ時間が短いものが多いのは
集中力の問題もありますが
何度も遊ぶことで
負けた子の挽回のチャンスを与えている
という側面もあります。

だからこそ
1回の負けに引きずられずに
次のゲームに挑戦する気持ちを
育てるチャンスだと思っています。

3つめの方法は
「勝った子が待ってなきゃならないし、
俺も負けちゃったから次のゲームやりたいな〜」
と頼んでみる。

他の人は次のゲームをやりたいんだ
ということをわかってもらう。

🎲無理強いするよりは実際にやってみる

それでも納得しない時は
続きをやるのもアリ
だと思います。

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その子がなぜこだわっているのか
親の視点で見てみることも大切かな、と思います。
続きを遊ぶ中で
何かがわかるかもしれません。

負けて悔しいから
せめて2位になりたいのか

自分もゴールしたい、という純粋な願望なのか

全く別の感情的なしこりがあるのか

この辺りは親子だからこそ
丁寧に見ていきたい部分ですよね。

そうやって最後までプレイして
子どもが満足したなら
それはそれでいいのかもしれません。

終わってから
「どうだった?」
と聞いてみるのもいいですね。

意外に
「つまんなかった」
と認めるかもしれません。

🎲長い目で楽しみましょう

親子のゲーム時間は長期戦です。
「正しくゲームをする」
ことも大事ですが
それよりも優先したいのは
「楽しくゲームをする」中で
ゲームを介して
子どもと触れ合い
コミュニケーションする
ことです。

今日、全部身につけなくてもいいんです。
子どもが「ゲームって楽しい!
と思えることを最優先にしながら
少しずつルールに慣れていきましょう。

子どもの要求を受け入れながら
でも「こうあってほしい」
という親の気持ちも伝えながらの
毎日のせめぎあいです。

でも子どもは日々成長していきます。
親子で同じゲームを
何度も何度も繰り返し遊びます。

そんな中で
少しでも成長した部分を
見つけることができたら
親としては
うれしいじゃないですか!?

家族のゲームあそび
親子のゲーム時間
にはそんな魅力があります。

ぜひぜひ一緒に遊んでみてくださいね!

🎲ササユキ's Eye

途中で人が抜けていくタイプのゲームもあります。

例えば「ババ抜き
これは、手札が亡くなった人が勝ちですが
終わった人にも「観戦」する楽しみがあります。
最後、誰がババを持って終わるか?
というところがクライマックス。
なので、結果的に
最後までみんなその場にいることが多い。

例えば「7並べ
これはパス4回で脱落する人がいますね。
多くの場合、勝者は最後の方で決まること
また、場に出ているカードの並びが
どんどんと変化するので
「観戦」していても楽しいですね。
逆に、後半の最初で1人が勝ち抜けて
残り2人という感じだと
ややダレるかもしれません。
やはり、1位が決まるまでが
クライマックスなんですよね。

いずれご紹介しますが、
私の大好きな
ねことねずみの大レース」や「ヒューゴ」は
途中で自分のコマがなくなると
することがなくなってしまいます。
しかし、最後に点数計算をして
勝ち負けが決まるゲームです。

そこで、終わった人もサイコロだけは振る
という形でゲームに参加させています。
このアイデアは素晴らしいですね!

このように、最後の順位が決まるまで続ける
というルールのゲームもありますので
ルールをよく読んでくださいね。

「ルール読むのめんどくさい」
という方は
YouTubeで検索すると
ルール説明動画が
結構ありますので
それを見るのもありですね。

このサイトでも
おすすめゲームのルールを説明していきますので
ご活用ください。

🎲ゲーム紹介の記事はこちらから
☑️クマさんの神経衰弱「テディ・メモリー」
☑️おもちゃにもなる協力ゲーム「はじめてのゲーム・果樹園」
☑️おもちゃにもなる釣りゲーム「はじめてのゲーム・フィッシング」

ボイス・マガジン「今日も家族でボードゲーム!」
でも、音声でゲーム紹介をしていますので
よかったら聞いてみてね!

ボイス・マガジン「今日も家族でボードゲーム!」のブログ記事はこちら


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