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本物を観て、画家界に推しを発見したお話(メトロポリタン美術展にて)
先日、六本木で開催されたメトロポリタン美術展に行ってきました。通称 the MET。
私、初めて美術館で衝撃を受けました。
原画っていうの? なんていうの? 本物が描いた画から直接受けるエネルギーっていうのかな? そんなのを感じて、やっぱり本物に勝るものはないなって実感したんです。
その画本来のエネルギーが伝わってくるというか、インパクトっていうやつ。そんなのを感じた。
その中で、これ!っていうのが一枚。
そうたった一枚だけ。
大金持ちだったら家に飾って、毎日眺めていたいと思ったのが、フィンセント・ファン・ゴッホの「花咲く果樹園」。
![](https://assets.st-note.com/img/1646876601575-qN8g8l3mPq.jpg)
「花咲く果樹園」
メトロポリタン美術展より
フィンセント・ファン・ゴッホ
《花咲く果樹園》 1888年
油彩/カンヴァス 72.4×53.3cm The Mr. and Mrs. Henry Ittleson Jr. Purchase Fund, 1956 / 56.13
1888年2月、フィンセント・ファン・ゴッホはパリを離れ、南仏のアルルに移り住みました。その年の春、ゴッホは果樹園の絵を数多く描きます。《花咲く果樹園》の画面下半分には色鮮やかな花咲く草地が広がり、新緑の木々は生き生きと空を覆い、人気のない風景には穏やかな空気が流れています。浮世絵を愛好したゴッホは日本に憧れと夢を抱き、陽光と色彩であふれる南仏とユートピアとしての「日本」を重ねたと言われています。アルルの風景に魅せられたゴッホは、それらを輝く色彩によって描くことに没頭しました。
私、ゴッホって、情熱的でキレやすい人っていうイメージしかなくて、かの有名なひまわりシリーズも、「へ〜」しか言葉が出ない。(というか、実物観てないだけかもしれないけど。)
でもこの作品はすごかった!
すっごく可愛い感じだし
すっごく純粋で愛おしい感じだし
なんて言うんだろう。とにかく可愛さと純粋さが伝わってきて、え?ゴッホって初恋かなにかしちゃってる?みたいな感じが伝わってきた作品。
私はびっくりしました。
初めての感覚だったから。
本物の絵画って、こういうのが伝わってくるんだ・・・というか、その画だけから伝わってきた感じで、「やだ〜これいい!!! これすごい!!!」って純粋に感動したんです。
ゴッホのイメージが変わった。
情熱的でキレやすい人から、純粋で正直な人へ。
好きかもゴッホ。
画家界に推し発見!
お土産物屋さんには、ポストカードとか模写されたものも売ってたけど、やっぱり違うのよ。伝わってくるインパクトみたいなものがないの。無機質になっちゃうんだろうね。
きっとこの画面越しの画像も同じなのかな。あのときのエネルギーが伝わったらいいのに。
やっぱり本物を観るに限る。
好きなバンドのコンサートを実際に観に行くような感じなのかな?美術館って。
ゴッホ展もやってたらしくて、もう終わっちゃったみたいだし。でも今度は行ってみたいって思ったのでした。
新しい発見だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1646875062240-fSsDHHAoxS.jpg)
「花咲く果樹園」
メトロポリタン美術展より
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