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部屋から見えるあの人の本性 『海外ドラマの間取りとインテリア』 #328

リフォームを前に、雑誌や本で情報を集めたのですが、「こういうのに憧れる!」というのはドラマや映画で見た部屋が多いんですよね。

たとえば「Sex and the City」のキャリーの部屋。

ウォークインクローゼットで、両側の壁一面が収納棚。おまけにベッドルームからもバスルームからも出入りできるようになっていて、すごく憧れました。

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でも、わたしはそれほど衣装持ちでも、靴にこだわりがある方ではないので、結局、本棚になってしまう気がします……。

「ここで本が読みたい!」と思ったのは、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のテラスです。

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日当たりのいい窓辺でダランとソファに寝転んで読書。最高やん! ドラマの中では洗濯物を干してましたけどね。笑

画面からは一部しか見えないことも多い登場人物たちの部屋。どうなっているのか気になることも多いです。

『海外ドラマの間取りとインテリア』は、そんな「気になる」を具体的に描いた本です。

「アリー my Love」や「SATC」など、ドラマのお部屋を3Gで再現。「ノッティングヒルの恋人」や「マイ・インターン」といった有名映画も収録されています。細かい部分のイラストもいっぱい。

以前、「間取りスト」になろうかなと思うくらい、「間取り」が好きだったので、こういう本は大好物です。

著者のひとりである小野まどかさんはインテリアコーディネーターとのことで、色使いや窓とデスクの位置など、「らしい」部屋づくりのポイント解説もあり。自分の部屋に当てはめて妄想する時間が楽しいんです。

この本をきっかけに観てみたドラマもありました。ホワイトハウスを舞台にしたポリティカルサスペンス「ハウス・オブ・カード」です。

「賢そうな部屋」と評される通りのドラマでした。インテリアから入る作品との出会いも新鮮だなーと思いました。

ストーリーはもちろん、インテリアもゴージャスなドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~ 」の紹介はこちら。豪邸に、オバケと死に神と女子高生が住んでいるというお話です。あ、ラブコメですよ、念のため。

部屋は心の状態を表すとも言われています。精神科医の名越康文さんによると、「あなたの部屋は、あなたの心が作り出した作品」とのこと。

部屋から見える登場人物の本性もあるのかも。


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