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1000日チャレンジ:書評

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1000日チャレンジで書いている「本」のコラムです。 ビジネスパーソンにおすすめの小説、ノンフィクション、語学の本多め。
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2021年2月の記事一覧

おいしく食べつつ、気分を上げよう 『韓国ドラマ食堂』 #596

海外ドラマを観る楽しみのひとつは、食事のシーンです。フランスパンは包丁で切るのではなく、…

mame
3年前
9

レストランを舞台に繰り広げられるお料理と人間模様 『タルト・タタンの夢』 #595

我が家で料理をするのは、わたしだけです。在宅勤務となる前は、ダンナは皿洗いさえしたことが…

mame
3年前
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“変化球”でみつかる人生のチョイス 『お探し物は図書室まで』 #594

「人間万事塞翁が馬」とは、人生における幸不幸は予測しがたい、いたずらに一喜一憂することな…

mame
3年前
5

いつか“わたしの味”にしたい幸せのレシピ 『冷蔵庫にあるもんで』 #593

初めてひとり暮らしをしたのは京都でした。 家出に近い状態で出てきたものの、ひとりで暮らし…

mame
3年前
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男女格差後進国はリテラシーにも格差あり 『足をどかしてくれませんか。』 #588

先週、一番笑ったニュースがこれでした。笑い事じゃないんだけど、笑ってしまう。 自民党の竹…

mame
3年前
4

同調圧力に押されて失った言葉は取り戻せるか 『彼らは世界にはなればなれに立ってい…

初めての出会いに撃たれてフルフルしています。すごい小説との出会い。セリフのひとつひとつに…

mame
3年前
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システムからこぼれ落ちた人たちの哀しみ 『ディディの傘』 #585

わたしにとって韓国のイメージカラーはずっと「灰色」でした。「グレー」というよりも、もっとザラッとした「灰色」です。 子どものころに目に入ったニュースが、労働争議やデモだったせいかもしれません。いま思うと、あれは1988年のソウルオリンピック前後の民主化闘争だったのかな。大統領選挙だったのかな。卵をぶつけられる誰か、放水されてちりぢりに走り回る誰か、舞い上がる埃のイメージが、「灰色」につながったように思います。 韓国映画にハマるきっかけになったのも「西便制」や「ペパーミント

夏休みの別荘で起きた密室殺人 『屍人荘の殺人』 #582

「あ、だまされた!」 ミステリを読んでいて、気持ちよくだまされていたことに気づいた時の快…

mame
3年前
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たっぷりの写真で語られる、“はじまり”についての物語 『世界でいちばん素敵な神話…

「どの民族にも神話があるように、どの個人にも心の神話があるものだ」 エッセイストで精神科…

mame
3年前
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諸行無常の中にたたずむ、ぜんぜん天使らしくない天使 『天使のいる廃墟』 #580

天使って、プリプリして愛らしい存在なんだと思っていたのに。中年のおっちゃんだなんて! 天…

mame
3年前
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“ファクト”を信じない人たちによる暴走は、虚構じゃないのかもしれない 『臆病な都…

人は、自分が信じたいものを、自分が信じたいように信じる傾向があるといわれています。『FACT…

mame
3年前
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縁切り神社に祈りを捧げる人たちの光と影 『わたしの美しい庭』 #578

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mame
3年前
5

パニックより怖い、狂気と正気が交錯する世界 『ひとめあなたに…』 #577

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mame
3年前
9

クソみたいな世界に鳴り響く愛の歌 『滅びの前のシャングリラ』 #576

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