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ストレートヘアで迎える日

 3月は私の誕生月なので、美容室💇‍♀️での支払い料金は10%offになります。髪を切りストレートにしてもらいました。もともとくせ毛なので、大人になってからは、縮毛矯正を利用してきました。
 子どもの頃は、くせ毛のショートヘアで少年👦と間違えられることが度々ありました。父の作業場に来た取引先のおじさんが、
「ぼくちゃん👦が跡継ぎ?」
と聞いてきました。父は照れながら申し訳なさそうに
「これは娘🧒なんです。」
と答えていました。父親似のひょろりと背が高い子どもでしたので、男の子に見えたのでしょう。背の順に並ぶと、いつも後ろの方でした。まあ、
「背が高い・ショートヘア=男の子」
という発想がジェンダーバイアスだと思いますが。 

身なりを整えること

 人前に出て、あれこれと話す機会が多いので、身なりはそこそこ整えて出勤する必要があります。しかし、年齢とともに肩凝りがひどくなり、スーツをかちっと着ることが苦痛になりました。ヒール👠のある靴を捨て、機能的なジョギングシューズ👟を履いています。

 夕方6時には、首の後ろが固まってガチガチ。肩凝りからの頭痛に悩まされ、目👀の血管が切れて世にも恐ろしい?血眼の出来上がりです。まだまだ仕事は終わらないのに😭

 そこで、少しでも肩凝りを軽減するために?スーツの上着をやめました。上着を1枚、ロッカールームに置いています。対外的な時には、すぐに身なりを整えることができるように、常時準備しています。

 普段でも改まった場面でも通用する、体に負担の無い服装をいくつか決めています。私が通用すると考えているだけですが、上司に、服装について苦言を呈されたことはありません。そもそも服装についてのルールが無いので、どんな髪型や服装をしようと自由のはずです。


好きな自分でいること

 くせ毛の時は、朝のスタイリングに時間がかかりました。思うようにヘアスタイルが整うことはないと断言して良いほど、纏めることに苦労しました。そんな時、
「もう少し、髪の手入れをしてはどうか。」
と上司にいわれた事があります。実は本人が一番分かっており、気にしていることなのです。おそらく親切心からの発言なのでしょうが、とてもつらい気持ち😢になりました。

 思い切ってストレートにしてからは2〜3回ブラッシングするだけでOK🙆‍♀️あっという間に整います。頭皮への薬品🧴の影響と毛髪のダメージを考え、ずっと二の足を踏んでいました。本当は今でも、強い薬品を付着させることへの抵抗が無いとはいえません。
 しかし、雨の日☔️髪の毛がくねって膨らんだり、寝癖がひどくて、ドライヤーでセットし直したりといった手間を思うと、縮毛矯正を止めることはできません。

 ストレートヘアは、私を、実際よりもちょっと若くて小綺麗に見せてくれます。しかし中身は、おばちゃんです。今は時短が一番。時間⏳こそ命。おばちゃんモードでいこうと思います。

今日は、晴れ。

ハレの日を迎えること

 子どもの頃は、年末迄に散髪✂︎に連れて行かれ、スッキリした髪型にしていました。新年を気持ち良く迎えるためでした。
 大晦日の夜は、お風呂♨️から上がると母親が、新品の下着を準備していました。新年🌅を迎える夜を過ごすには新品のシャツとパンツを身につける、特別な日だと感じていました。夜遅くまで起きていても叱られないワクワクする日です。
 除夜の鐘🔔が鳴り、神社⛩に参拝する途中で出会う人たちに
「おめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。」
と母親は普段の日の口調と違って、丁寧な挨拶をしていました。
 正月の朝、新しい洋服👕👖👚🧦などが準備されていました。新年の挨拶、お年玉🧧、母親が煮炊きしたお節料理と、この日の流れは決まっていました。いつもはよれよれの衣服ですが😁正月🎍は、パリッと着飾る、
「大事な日なんだ。」
と子どもながらに感じました。


 残念ながら、今の我が家のお正月🎍は、通常モード(ケの日)です。新品の下着ではなく、洗濯済みの清潔な下着です。また、お節料理は、手作りでなく料理人作りの、お取り寄せを利用しています。

 パリッと気持ちを引き締めて「ハレの日」の正月を迎えるのではなく、ゆっくりゆったりと過ごしながら迎えるようになっています。


生き方のスタイルはクローゼットに

 では、一体「ハレの日」はいつなのか考えてみました。直近では家族写真を撮影📷した日です。5人がそろって写真館に出向きました。兄弟妹で談笑する様子をうれしくながめながらの撮影📸でした。

 そして、長男が社会人になる日です。もう引っ越しは終えていますが、一度戻ってきます。その日の夜に、母親に作ってほしい手料理はあるかと尋ねると、
「何もない。自分で作れるから。」
と言いにくそうに返事しました。

 そうなんです。これが母の手料理🥘といえるメニューが無いのです。彼が好きだったのは、あえて選ぶならバジルスパゲッティです。家庭菜園で育てたバジルの葉🌿を摘み、松の実とニンニク🧄を入れたペーストを使った料理です。一緒にペーストを作っていました。バジルの葉が無くても、市販のペーストを使用すれば簡単に作れます。食べたいと思うものは、自分で作ることができるので、母の作っていた料理が食べたいと思うなら自分で作ればよいのです。

 なんだか、寂しいのですけれど、カレーライス🍛は、母の味ではなくハウス◯◯ですし、おでん🍢も〇&〇。子どもが小さい頃は、昆布でだしを取っていたけれど、最近はずっと、味の〇ほんだしです。もう、懐かしい味わいは、母の味ではなく、食品メーカーの味なのです😂

 長男が出て行く日と、その前日は我が家の
「ハレの日」です。前日は、お祝いの手料理を振舞います。メニューはまだ決めていませんが、新しい旅立ちを祝う料理を用意します。
 次の日の朝、長男はピシッと?スーツを着用して玄関から出ていきます。

 きっとこれからの人生に、自分なりの「ハレの日」を見つけることと思います。そして新居のクローセットには、カジュアルなジャケットだけでなく、その日の為にスーツの上着を準備することでしょう。



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