ミッキーマウスの憂鬱ふたたび(松岡圭祐)
タイトルに「ふたたび」とあるように、こちらには「1」(←厳密には1なんてついてませんが)があります。
それを読んでの感想はこちら。
これが発刊されのは2008年。
で、「ふたたび」が発刊されたのは2021年。
13年の経過が小説にも出てきますが、最初は、舞台が例の「夢の国」である以外まったく接点がないしストーリー内容も全然違う。だから「続編」ではないと思っていたのですが、途中で不意に出てきた人物が、なんと!(ネタバレになるので書きません)
「うまい使い方(起用のさせ方)」
と思ってしまいました。
前作は、1日でストーリーが展開されるすごい内容でした。こちらのほうはオーディションへ向けての日数がきちんと積み重ねられています。
エンタメ性は、前作もこの作品も充分。そして働くことの意味についても考えさせてくれるすばらしい内容です。
タイトルにある「ミッキーマウスの憂鬱」は、前作とこの作品ではその意味がまったく違う事にも感心。引き込まれるように一気に読んでしまいました。
読むなら前作から、でお願いします。
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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。