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日本社会とほとんど同じ←韓国人気女性エッセイスト

皆さまこんにちは

韓国の人気女性が書いたロングセラー

こちらのエッセイの著者は、韓国では著名な記者の方のようです。

女性が、社会に出たあといかに働き、人生を歩むべきかを、自らの体験も踏まえながら綴っています。

なぜそんな本を50歳のオッサンである私が読もうと思ったのか、読み終わった今となってはキッカケを思い出すこともできません。。。

いろいろ「へえー」と思うことはありましたが、この本の秀逸に思ったところは、ご自身の体験だけではなく、いろいろな著書や取材した相手の方の証言を織り交ぜ、多角的に考察をしているところです。

当然、自国(韓国)の著書の引用も多く見られます(当たり前です。日本の著書だって同様でしょう)が、西洋の文献や日本の書からも(北野武さんも)たくさん引用しています。これが、話に深みをもたらしていると思いました。

すごい読書量に驚かされます。

これ、同じじゃないか

巻末の「訳者あとがき」に、

韓国と日本は女性の社会進出が遅れている

とあります。世界経済フォーラムが毎年発表する、各国の男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数」2019年版では、153カ国中、韓国は108位で日本は121位。これは過去最低を更新しているそうです。

なかなか改善されない男性優位の組織の中で、女性はどう振る舞えばいいのか。組織の中で長く働いてきた著者の具体的なアドバイスは、日本の女性たちにとっても共感する部分があるに違いない。(略)著者が唱えるような仕事の基本や人と人との関係は、そうそう変わることはないのではないだろうか。(訳者あとがきより)

私は何度か韓国へ行ったことがありますが、移動の仕方、買い物、食事、ホテルでのやりとりなど、日常生活は日本とあまり変わりがない感覚があります。社会の内部的にも日本とほとんど変わらないのでしょう。

だからこそ、読めば読むほど、「これは日本社会と変わらないなあ」と思うのでした。だから女性も読んでほしいし、男性も意識を改める意味で読んだほうがいいかと思います。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。


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