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人生は「2周目」からがおもしろい(齋藤孝)

人生100年、といわれる現代。
人生50年と言われていた昔に比べれば、2倍になったということ。昔の人から見れば「2周目」にあたる50代以降について、「ここからがおもしろいんだ」と訴えているのが本書の主題です。

学ぶ姿勢の違い

10代に学んでいた学習は、受身的なもので、目的は「点数を取るため」。
50代からそれを学ぶ=能動的=自分が学ぶため。

著者が書いているように、同じところに目を通していても、中学・高校時代と今では感じ方が全然違います。新鮮です。
私、高校時代は「生物」を履修していて、「物理」「化学」はまるで理解できていなかったので、今、そういう書籍も新たに読んでます。
はい、やっぱりよくわかりません。
根本的な意味さえわかりません。ま、それでもいいと思っています。

ビジネス社会までは、他者の評価が自分の評価になっていたが、2周目では自分で自分に評価を下すことが中心になると書かれています。
そういう意味でも、テストの点数を気にせず学べることは、とても開放感があります。

ガックリな現実を突きつけられる

もうひとつ印象に残ったのは、「もうその年齢になったら下心は捨てましょう」「あきらめましょう」という部分。そこまでダイレクトな書き方はしてませんが、「ほとんどの人は、昔のようにモテることはありません」は5回以上出てたと思います。
たしかに、私はジョージクルーニーにはなれません。
「いいなぁ、ジョージクルーニー」←はっ、心の声が出てしまいました。

で、10代20代ではモテていた人との格差が、2周目に入ると、格差がグッと小さくなるとあります。
ただ、10代20代でもモテていなかった私は、今も変わらず、なので、モテ指数は平行線のまま。つまり、私の指数が上がるのでなく、昔モテていた人の指数が下がっている、ということですね…



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