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これじゃ具体例になってないって

とある本にこんな事が書いてありました。

失敗したことを悔やんだり嘆いたりしているだけでは、なんの進歩もありません。
失敗して落ち込む一方の人は、たいてい敗北者のまま終わります。(中略)「この失敗は、未来の成功のために必要なことだ」と考えて、すべてを前向きにとらえれば、きっとやり直すことができます。あとになってから失敗が功を成し、結果として大きな富を手にすることもありうるかもしれません。逆境のときこそ、精神力が高まり、成功のタネをつかむときだと考えましょう。

すんなり入って来ません。むしろ「???」しか浮かばないのは私だけでしょうか。

この「すべてを前向きにとらえ」るためにどうすればいいのかが書いてない。それが出来ないからみんな苦しんでいるのではないですか?

この文は、「借金を抱えた」というテーマで書かれています。私は、個人的には借金を抱えたわけではありませんが、所属していた会社はとんでもない負債を抱えました。で、そのまま破産しました。

そういう立場からすれば、上記にある

この失敗は、未来の成功のために必要

の意味が分かりません。もう「未来の成功」をする母体となる組織が存在しないのです。

逆境のときこそ精神力が高まり

ですか? 私は凹みます(凹みました)

そういう時に前向きになるのが大事だ、というのであれば、どうやれば前向きになれるのかを示していただきたい。

実例が示されていないので、思い当たる人を自分なりに探しました。そういう人にあるのは「強力な武器を持っている」こと。

歌がうまい、絶対的な作品がある、タレント性やカリスマがあるなど、強力な武器を持っている人であれば、逆境があっても立て直せるでしょう。そうした自分の武器が心の支えにもなるでしょうし。

そういう武器のない人間が、失敗を未来の成功に変えた実例はあるのでしょうか。私は知りません。

皆さまのnoteのほうがよほど具体性のある事例があるように感じますが。


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