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PTAをやってみて思ったこと

1年間のPTA役員生活を終了しました。

ただの係員ではないけれど

以前も書きましたが、昨年3月ごろ、「あなたの番です」という手紙が届き、指定された日に学校へ行ってみたら、くじ引きで三役をものの見事に引き当て、定例会に出席する役目を担うことになりました。

三役のくじを引き当てなければ、年に2日だけの役目をこなせば良かったのですが、どういう因果か「三役」を引き当てたのは「お前、せっかくなんだからもうちょっと頑張ってみなよ」というお上の沙汰だったのだと思います。

私の役目は正直、「他の部署が兼務してもいいんじゃね?」と思うほどライトな感じでした。なおかつ私は「会計」で、年に数回の行事でかかる出費を管理するだけ。簡単。

なので、限りなくPTAの「傍観者」で1年を終えました。

いちばん大変なのは(どんなPTAでもそうでしょうが)最後の「引き継ぎ」でしょう。まず、
「次のPTA役員候補者、ちゃんと指定日に来てくれるのか?」
「三役の立候補者、出るのか?」
「くじ引きで駄々こねられたりしない?」
「欠席者をくじで引き当てたらどうしよ?」
いろいろ心配事がパレード状態でした。
が、幸運なことに、私たちのグループは、候補者の方が半数ほど出席し(ありがたい)、三役の立候補者がひとり出て(ありがたい)、くじ引きの結果何故か出席者の方から選ばれ(ありがたい)、引き当てられた方も役目をお引き受けいただきました(ホントにありがたい)。

ということで、1年間の役目をなんとか終えることができました。

別のグループは、こんなにすんなりいかず、4項目ことごとくつまづいていたようです(それが普通かもしれません)。

「意外になんとなる」と思った

まず、私が役員をやってみようと思った理由ですが、「学校を変えよう」というような志もございません。
「このご縁を辞退すれば、もうこの機会は来ないから」というのがいちばんの理由です。我が子が学校生活に携わる最後の年だったからです。厳密には「2年生」なので最後ではありませんが、3年生で引き受けると何かと大変と聞いていたので、「この手紙が届いたのも何かの縁。未経験者にはちょうどいいんだろう」という気持ちでした。

上記で述べたように「ほぼ傍観者」でした。
お母さんも今や仕事を持っている方が大半となり、定例会に都合をつける事は難しくなりつつあります。私も普通のサラリーマンですが、PTAの役員定例会は土曜の午前中だったのでまあなんとか……。
保護者会は平日の夕方で、「そこに年休を取るのは難しいでしょ」と当初は思ったのですがやってみると年に2・3日のことなので意外に難しくはありません。私は仕事柄、土曜も仕事が多いのですが、午前はPTAで午後会社へ、というスケジュールも実行でき、「1年間だけなら何とかなるんだ」と感じました。
ただ今年度は学校行事もかなり昔に戻るでしょうから、もう少しお手伝いする行事が増えるのかもしれません。となると仕事の調整ももう少し難しくなるのかも。

何かと「負担の大きさ」がクローズアップされるPTAで、逆に「学校を変えよう」と意気込む方もいるようなのですが、「子どもが楽しい学校生活を送れるようにお手伝いをしよう」という気持ちでいいように思いました。

よかったこと

やってみて良かったと思うことがあります。
ひとつは、(これはたまたまですが)無観客の学校行事に「PTAの方だけはオッケー」となり、見に行くことが出来たこと。ここ数年、丸々年間の学校行事がつぶれていたので、限られたこのチャンスで子どもたちの様子を現場で見ることが出来たうれしさは大きかったです(ただしオッさんは私一人で、間違いなく浮いていたでしょう)。
もうひとつは、子どもが話す生活内容と、PTAの中でお母さん方とか教員が話す内容には若干の違いもあり、結果的に正しい情報が早めに入ってくる事もありましたし、正しくなくてもその差を楽しんだりもしました。
子どもと親の思いが一致しているんだ、と再確認できた事柄もありました。
それを知れたことがいちばんの喜びでした。


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